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【第22回】――ZOKKON 4EVER

未来と今をここで繋げ! 和製ディスコの秘宝をご紹介!

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2013/07/24   18:00
更新
2013/07/24   18:00
ソース
bounce 357号(2013年7月25日発行)
テキスト
文/出嶌孝次


“SUPERMCZTOKYO”の限定盤裏ジャケを見ればわかるように、同曲の備えた強力なグルーヴは、ファンキー・ビューロー“クラップ・ユア・ハンド(CLAP YOUR HANDS TOGETHER)”をサンプリングしたもの。70年代のディスコ・ブームに合わせて量産された日本製の逸曲なのですが、同曲を含む77年作『ブギー天国』は海外でもコレクターの間で探されてきたほどのクォリティーなのです。そんなレアな名品が、奇しくも“SUPERMCZTOKYO”と同タイミングでリイシューされました。

で、それと同時に復刻された和製ディスコ名盤は……まず、林哲司がプロデュースしたイースタン・ギャングの79年作『フラッシャー』。これはジョルジオ・モロダーを勘違いしている人にも聴いてほしい日本産ミュンヘン・ディスコの名盤です。もう一枚は、筒美京平が名を伏せて取り組んだプロジェクト=Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスの76年作『ザ・バース・オブ・ザ・ドラゴン』。いずれも疑似洋楽的な憧れと世界標準の腰の強さが楽しめる痛快な作品になっていますよ!



▼文中に登場した作品を紹介。
左から、ファンキー・ビューローの77年作『ブギー天国』、イースタン・ギャングの79年作『フラッシャー』、Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスの76年作『ザ・バース・オブ・ザ・ドラゴン』(すべてビクター)

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