祝・50回目!な鋼鉄連載〈OSHIETAL〉!! 今月はUSニュー・メタル界の破壊王、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチをオシエタル! 始まりは2005年。ゾルタン・バソリー(ギター)を中心にLAで結成された。程なくしてマシーン・ヘッドのオリジナル・メンバーであるローガン・メイダーの目に留まり、彼の助けを借りてファースト・アルバム『The Way Of The Fist』(2007年)を完成。2009年作『War Is The Answer』と2作連続で本国でのゴールド・ディスクを獲得し、そしてついに3作目『American Capitalist』にて全米3位を記録するのである!
で、同作からのシングル“Coming Down”が超ロングセラーを記録するなか、最高のタイミングでニュー・アルバム『The Wrong Side Of Heaven And The Righteous Side Of Hell Vol. 1』がお目見えしたわけだ。速すぎて耳が置いてけぼりになる最恐ドラム、切れ味抜群の最凶リフ、そして最強のシャウト・ヴォーカル──ニュー・メタルはここまで凶悪になれるのか……と愕然としたではないか! さらに、マックス・カヴァレラ(ソウルフライ)やロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト)、ジェイミー・ジャスタ(ヘイトブリード)のほか、テック・ナインもゲストに招いているのだから、ノッているヤツらは違うな! なお、年内には本作の続編も登場するとか! つまり、いまが旬な彼らの激烈パンチを喰らわずしてメタルをカタルべからず!
▼関連盤を紹介。
左から、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチの2011年作『American Capitalist』(Spinefarm)、ソウルフライの2012年作『Enslaved』(Roadrunner)、ジューダス・プリーストの2008年作『Nostradamus』(Epic)、7月30日に入荷予定のテック・ナインのニュー・アルバム『Something Else』(Strange Music/RBC)