タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!
みなさ〜ん、コ〜ンニチハ〜☆ タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉担任のタマコです。もういくつ寝るとお正月……あゝ(凹)。今年こそ(何が?)と思い続けて早○年、いつになってもタマコは出来損ないの……今回のひよこちゃんはみそっかすです! 3枚目のミニ・アルバム『三次元への回帰』(ドリルおじさんレコーズ)で初登場〜パチパチパチ。着流し(とアロハシャツ)がユニフォームの粋な子たちで、メロコア〜メタルにシンセを交えたサウンド、激しく耳馴染みの良いメロディーがタマコのツボをピンポーンと押すのです。
「結成当初は僕以外のメンバーがバンドを掛け持ちしていて、別のバンドでかなり王道なロックをやっていたので、そこから外れたことをやりたいという漠然としたこだわりはありました。楽曲の骨組みは僕が作るのですが、あとは各々が自由に味付けするので、だいぶいろんな味=各自のルーツが交錯するんです。でも全員一致で好きなのは9mm Parabellum Bullet」(デストロイはるきち、ヴォーカル/ギター:以下同)。
ムム! 9mm!! 特に今回は“SEXY DYNAMITE”をはじめ、多くの曲で手数の多いドラムや独特のハードボイルド感のあるギターが鳴らされていて、んー、なんてパラベラム。“憧れのギブソン”はX JAPANを思い出さずにいられないし……タマコ、大好物☆
「このアルバムからドラムが替わったことで、ツーバスとか激しめのアレンジが多くなりました。ベース(ブルマン藤井)のスクリームや、ギターのタッピングも今回から採用しています。“ファッキンポリス”ではMTRとの同期やハンドマイクを使ってみたり、いろいろ挑戦しましたね。でも、ポップであることを心がけているのは変わらず、特にサビのメロディーには力を入れています」。
とにかく歌メロがキャッチーだから、後ろの演奏がどんなにハードでも爽やかに仕上がっているんですね。本作はライヴを念頭に置いているそうで、4つ打ちのダンサブルなナンバーなど、弾けた楽曲が詰まってます!
「タイトルにある通り、〈原点回帰〉をかなり意識しています。初作を作った時を思い出しながら、楽しんで作りました。このアルバムの曲をいつか全国ワンマン・ツアーでやりたいです!」。
できるよ! 断言するよ!! また次回☆
ひよこ組のおともだち
ポニーのヒサミツ 『休日のレコード』 ダバダバディスク
シャムキャッツの夏目知幸によるユニットなどで活動する男子の初ソロ作! ロック……ではなくUSルーツ色の濃いカントリー・ポップというのがハマります。マンドリンやバンジョーの音色が心地良いお散歩音楽!
ノムライズ 『ソーシャル・マナー』 Papillon
下北沢を拠点に活動する4人組。こちらも↑っぽいムードの楽曲がありますが、かつてのユニコーンに通じるダラ〜ッとした感じや、ドレスコーズの志磨くんが書くようなおセンチなメロディーがイイですね。のんびりしてます。
ラバーズアンドガバーズ 『BOYS WILL BE BOYS』 CRAZY DIAMOND
“青春ぜねれいしょん”なんて曲タイトルからも想像できる童貞ロック(本当に童貞かは別)……なんだけど、それ特有の引くくらいの汗臭さはそんなにないのが◎。若い怒髪天!的な青いロックンロールがキラキラ☆
Zycos 『Give it to me』 CERBERA
シンセ&ベース&ツイン・ドラム。無駄を削ぎ落としたスタイシッリュなエレポップ、実験的でありながら聴き心地はキャッチーなインストなど、程良く抑制の効いたこの音……まさに凄腕の仕業です! Alfred Beach Sandalがヴォーカル参加。