NEWS & COLUMN ニュース/記事

[第9回]長く〜甘い〜アレ

連載
tofubeatsの棚の端まで
公開
2013/12/20   00:00
ソース
bounce 361号(2013年11月25日発行)
テキスト
文/tofubeats


音楽を止めるなフロム神戸! 奇才のCD棚の端までおしえて連載インマイベッド!



今月はほぼ宇多田ヒカル『First Love』を聴いていましたtofubeatsです。最近はなぜかよく行く中古CD屋で短冊CDが目につくようになりぼちぼち買っています。いよいよ90年代もガッツリ20年前ということで、周期的にこれからの若者はエサ箱っていうかエサガレージから8cmをdigったりするんでしょうかねー(そもそもデータか!)。

今日のテーマはズバリ〈接吻〉。鈴木蘭々の名曲“kiss”でもなくBonnie Pinkの名曲“Last Kiss”でもなくシャーデーの“Kiss Of Life”でもなくparis matchの“太陽の接吻”でもなく9nineの“流星のくちづけ”でもなくおはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!でもなく、オリジナル・ラブの“接吻 -kiss-”です(載せきれない名曲たちを紹介しました)!

 

1. オリジナル・ラブ 『SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE』 ユニバーサル(1993)

やっぱりカヴァーってのは最終的に原曲をより楽しむ作業だったりしますが、最初に聴いておきましょう。ほんといい曲だ! オレ、コノ曲!好き! 長く〜と原稿なのに思考停止して熱唱してしまいがちです。最新アルバムも『エレクトリックセクシー』でしたし、どこまでもセクシーで、いやーもう素晴らしいものの感想ほど良い!とか好き!になっちゃいますがカヴァーも聴いていきましょう。

 

2. 五島良子 『Froggie』 キューン(1995)

ギターと16分のハイハット(ほんと良いシーケンス)、伸びやかで上品なヴォーカル、音の増え方がめちゃくちゃ素敵な、こちらに収録のカヴァー。全体的なビルドアップが本当に良くてトキメキです。カラっとした感じでセクシーなこと言うの、とっても良いです。むしろそっちのほうがエロい的な!ありますね!

 

3. 中島美嘉 『LOVE』 ソニー(2003)

こちらで聴けるのは、J-Pop DJの多くがいまでもプレイする名カヴァーですね。中島さんのそれまでのイメージを裏切ってきたラヴァーズっぽいノリ(廃盤ですがシングルに入ってたリミックスも絶品!)に雄叫びを上げたリスナーも多かったのではないでしょうか。ちょっとトロピカルな風味といえば、最近LUVRAW氏とCosta De Palmaが出したカヴァーも絶品でしたね。

 

PROFILE/tofubeats(トーフビーツ)



90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。タルトタタンやSKY-HI、lyrical school、東京パフォーマンスドールらの楽曲を手掛け、森高千里らを迎えた自身のメジャー・デビューEP『Don't Stop The Music』(unBORDE)が絶賛リリース中! また、かつてオノマトペ大臣と発表した人気曲“BIG SHOUT IT OUT”が、大臣も在籍するトーベヤンソン・ニューヨークのシングル“ロシアンブルー”(シグネ)にて、tofubeats本人も交えてカヴァーされていますよ! 12月6日には〈タワレボ〉出演も控えるほか、最新情報は〈www.tofubeats.com〉にてチェックを!

RELATED POSTS関連記事