今年も豪華かつヴァラエティー豊かなアーティストが集結! 開催が迫ってきた〈サマソニ2013〉、どのアクトを観る?!
いよいよ8月10日(土)と11日(日)に東京と大阪で同時に開催される恒例の夏フェス〈SUMMER SONIC〉。今年も国内外から豪華かつヴァラエティー豊かなアーティストが集まっており、どのアクトを観るのか、どんな順番で各ステージを巡るのか悩むのも楽しい今日この頃。そんなフェスの醍醐味のひとつと言える〈マイ妄想タイムテーブル〉を、東京公演に参加予定のタワレコ編集部スタッフたちがゆるゆると語りあう短期集中連載! 第4回は、〈サマソニ〉のラインナップの幅広さを象徴するアイドル/レジェンド編です!
いは「洋楽ロック編、邦楽ロック編、〈SONICMANIA〉編と続いてきたこの座談会ですが、最終回は〈サマソニ東京〉に出演する日本のアイドル・グループと、レジェンド級のアーティストについて語っていこうかと」
きた「毎年〈サマソニ〉のラインナップはヴァラエティーに富んでいるけど、今年はアイドルとレジェンド系の存在がひときわ目立っている感がありますもんね。ということで1日目は、〈RAINBOW STAGE〉に登場するBABYMETALから」
BABYMETAL
いは「〈サマソニ〉への出演は昨年に続いて2回目」
きた「今年は〈JOIN ALIVE〉〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL〉〈イナズマロック フェス〉などにも参戦と、アイドルなのにロック・フェスから引っ張りだこ状態です(笑)。その理由はやはり、〈アイドル・ソング×メタル〉という夢の融合が生半可じゃないクオリティーで実現しているからではないかと。ストレートにメタルを取り入れるだけじゃなく、その様式美に敬意を払ったうえで絶妙な遊び心を加えているところが、普通のロック/メタル・ファンも巻き込みながら支持を広げている要因だと思う」
いは「なるほど」
きた「あと単純にかわいい! もう〈ゴス服美少女〉ってだけでヤバいっす。自分は過去に2回、彼女たちのライヴを観たことがあるんだけど、ステージの上を元気いっぱいに走り回るMOAMETALの笑顔にはマジでハートを撃ち抜かれた……」
いは「そこはまさにアイドルですね。俺もハート撃ち抜かれてぇ~」
きた「いはさんも〈サマソニ〉でぜひ! 一方、レジェンド系だと初日は〈SONIC STAGE〉のナズかな。同じ時間にメタリカとリヴィング・カラーが重なっていて迷うけど、ヒップホップ・リスナー歴ウン十年の自分としてはやはり」
いは「最新アルバム『Life Is Good』、聴きました?」
きた「もちろん! 安易に時流を追わないストイックな作りが素晴らしい傑作ですよ。ナズはとにかくクラシック級の名曲を山ほど持ってるんで、〈サマソニ〉でのパフォーマンスにも期待せざるを得ないっす。わが青春を彩ったファースト・アルバム『Illmatic』からはどの曲が来ても即死するだろうし、男汁出まくりのド渋な“One Mic”も生で味わいたい!」
いは「熱いな~。僕はその裏、〈MARINE STAGE〉で激しく燃えるつもりです。なんてったってメタリカは、今年の〈サマソニ〉でいちばん観たいアクト! あきらかに他とは異なる長い演奏時間に感謝! “Battery”と“Hit The Lights”の2曲は絶対やってくれ、大暴れするんで!」
メタリカ
きた「いはさんこそ熱いっす」
いは「それから〈MOUNTAIN STAGE〉のチープ・トリックも、歴史的名盤として知られるライヴ・アルバム『At Budokan』を復習しておかないと。“Surrender”はマストで聴いておけ、と若者に言いたい」
きた「そこは冷静に(笑)。あと、〈MIDNIGHT SONIC〉にもレジェンド系が登場しますよ。まずはフランスのターンテーブリスト集団であるC2C」
いは「フランスのヒップホップっていうと、日本ではあんまり馴染みがないかも?」
きた「うん、でも彼らの場合は超絶コスリ技を絡めたファンキーなブレイクビーツとか、ちょいフレンチ・エレクトロ寄りのメロディアスな楽曲が多いから、知らない人でも聴けばすぐ楽しめると思う。そして忘れちゃいけないのが小室哲哉! こないだの〈FNSうたの夏まつり〉を観て、小室哲哉は偉大だなぁって改めて思った。TRFとのコラボとか超ベタなんだけど、普通にTVの前でウォーッ!ってなっちゃったし」
いは「わかる(笑)」
きた「だから今回、人生初の生TKを拝もうと思います。自分はTKサウンド全盛期の90年代に青春を送ったんで、その頃の曲をやってくれるとうれしいなぁ。もしglobeの曲とか来たら踊り狂うね!」
いは「いやもう間違いないっすよ!」