トップ > ドキュメンタリー・ドリーム・ショー─山形in東京2008

カテゴリ : 佐々木 

掲載: 2008年11月13日 00:07

更新: 2008年11月13日 00:07

文/  佐々木

山形国際ドキュメンタリー映画祭の宣伝をされている浅川さんから最新インフォメーションいただきました!
再発掘上映!面白い企画ですよね。貴重なお話も聞けそうです。



山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された後、あまり上映の機会がないまま忘れられた傑作・名作・珍作。秋深まる山形のドキュメンタリーフィルムライブラリーから直送、この度収蔵作品の再発掘上映が定期的にスタートします。

~ 詩と歌に乗ってインドの痛みと旅をする ~
『予言の夜』上映 &
クリストフ・テルヘヒテ氏 トーク
(ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクター)

□ 11月17日(月) □ Open 19:00 / Start 19:30
□ Entry 1500円(with one drink)
□ UPLINK FACTORY (渋谷区宇田川町37-18トツネビル1F 
200m右手)
TEL 03-6825-5502   www.uplink.co.jp

11月号はインドのアマル・カンワル監督『予言の夜』の上映と併せ、ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクターのトーク。カンワル監督は現代美術の重要な祭典「ドクメンタ」にも出品するアーティストで、その作品はドキュメンタリー映画の枠を超えた波及力で各界から高い評価を得ている。クリストフ・テルヘヒテ氏は世界三大映画祭のひとつベルリンの中でもアート系で知られるフォーラム部門のディレクターであり、40代という若さを生かした先鋭的な作品選出と、現代アートと映画のクロスする芸術領域を積極的にプログラムに取り入れてきた。

『予言の夜』(インド/2002/ビデオ/日本語・英語字幕入り/77分/アマル・カンワル監督)
A Night of Prophecy / Directed by Amar Kanwar
詩と歌に乗せられインドの痛みと旅をする。民衆詩人や抵抗歌の作者は声を上げ、下層カーストの踊り手たちは太鼓の響きに身を任せる。大都市ムンバイで陸橋の下に住む売春婦をうたう詩。不可触賎民の怒り。ビルマ国境に隣したナガランド独立運動で流された血と涙。兵隊が遍在するカシミールの夜の闇。インタビューやナレーションは一切使わず、はっとする日常の瞬間をつかまえる精霊の眼のような映像と、虐げられた者たちの詩を通して、人間の生きてきた時間の証言とする。

お問い合わせ:山形国際ドキュメンタリー映画祭東京事務局
TEL 03-5362-0672 / FAX 03-5362-0670 / EMAIL mail@tokyo.yidff.jp
   www.yidff.jp