『シネマ・ノーヴォ特集上映』

50～60年代―それは世界中の映画愛好家たちが新しい潮流を巻き起こした時代。イタリアではネオレアリズムが起こり、フランスではヌーベル・ヴァーグが起こりました。時を同じくして、ブラジルで起こったのがシネマ・ノーヴォです。反ハリウッドモデルを特徴とする映画愛好家たちの一世を風靡した伝説の作品群は、今、世界的に再評価されており、ヴェネチア映画祭やニューヨーク映画祭でデジタル修復による回顧上映も行われました。その個性的な作風が世界的に注目を浴びているシネマ・ノーヴォ。なかでも、特に代表的な3人の映画作家たちによる計5作品をこのたび『シネマ・ノーヴォ特集』と称して一挙上映！

◎2010年12月上旬、シアター・イメージフォーラムにて期間限定ロードショー
http://www.espace-sarou.co.jp/MACNOVO/
配給：エスパース・サロウ

『マクナイーマ（ACUNAIMA） デジタルリマスター版』

製作・監督：ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ
原作：マリオ・デ・アンドラーデ
脚本：ギド・コズリッチ
美術：アニシオ・メデイロス
録音：ジュアレス・ダゴベルト・コスタ、ヴァウテル・グーラー
編集：エデュアルド・エスコレウ
出演：グランデ・オテロ、パウロ・ジョゼ、ディナ・スファト、ミルトン・ゴンサルヴェス、ロドルフォ・アレーナ、ジャルデウ・フィーリョ、ジョアナ・フォム
配給：エスパース・サロウ（ブラジル／1969年／105分／1：1.3M7／カラー／ポルトガル語／デジタルリマスター）
◎2010年12月上旬、シアター・イメージフォーラムにて期間限定ロードショー
http://www.espace-sarou.co.jp/MACNOVO/
(C)FILMES DO SERRO

半世紀の時を超え、カルト映画の秘宝がついに日本ご開帳!!
ブラジル近代文学の金字塔として知られるマリオ・デ・アンドラーデの同名小説を基に映画化。トロピカルでサイケデリックな色彩世界の中、不条理でグロテスクな、そして社会風刺をも盛り込んだアンチ・ヒーローの冒険譚が繰り広げられる。ブラジルで大ヒットし、フランスでは3年間に及ぶロングランを記録した本作がデジタルリマスター版として生まれ変わり半世紀の時を超え遂に日本でご開帳！！“モンティー・パイソン”×『エル・トポ』・・・それが『マクナイーマ』!!

同時公開作品：『リオ40度』『乾いた人生』『夫婦間戦争』『Cabecas Cortadas-』（切られた頭）