約2年ぶりのサード・アルバム。セカンドまでに築き上げた世界を自らの意思で断ち切った2人が新たに導き出す、フェイクなロック感を脱ぎ去った、ファンタジーな世界。シングル「My last fight」や「裸の王様」で描かれたフォーキーな世界と、よりビート感を強めたロック・サウンドが共存した1枚に。一見、シンプルながら、数多くの音像を駆使し、まとめあげる彼らのサウンド・スタイルはそのままに、前作とは趣の異なるポップな表情が見える、デリコの新機軸が詰まった作品。CX系ドラマ『ハコイリムスメ!』主題歌「裸の王様」ほか。 (C)RS
JMD(2011/05/12)
LOVE PSYCHEDELICO 待望の3rdアルバム!アルバムのクオリティの高さに定評のある彼らの今作は、更に発展したデリコサウンドが確立された”夢と希望”が感じられる最高傑作!
タワーレコード(2009/04/08)
ウェルカム・バック! LOVE PSYCHEDELICO!……なんてこっちサイドの喜びの声に、2人はいったいどのように応えてくれるんだろう? きっとサラリと〈ありがとう〉の一言で済ましてしまうに違いない。実にクール、っていうか、それでこそLOVE PSYCHEDELICO。〈いやいや、ホントいろんなことがあってサ……(以下延々)〉なんて野暮な内輪話を一切開陳することなく、デビュー以来、純粋に音楽の力のみでリスナーに心地良い衝撃を与えてきてくれた彼ら。そんな潔いまでのデリコ・マナーは今作でも健在。よりしなやかさと力強さを増したKUMIの歌声。作品の節々で、にわかに感じ取ることができる憂いを孕んだウェットな質感。そして2年2か月という、前作からの長きに渡るタームが彼らにもたらした新たな感慨とは? その答えは風の中……じゃなくて、このアルバムの中にギッシリと詰まっている。どんな言葉よりも饒舌に。かつ簡潔に。
bounce (C)望月 哲
タワーレコード(2004年03月号掲載 (P75))