2007年、出会うべくして出会った2人によるコラボ作品
2001年リリース「Endless Summer」でフォークトロニカ~ラップトップフォーク・シーンの存在を決定付けたfenneszことクリスチャン・フェネス。全くバックグラウンドが違う2人がライブ共演を経て実現したコラボ作品。エレクトロニカシーンで活動するFenneszの放つノイズと電子音、エモーショナルな音の渦に、研ぎ澄まされた坂本龍一のピアノが重なる。大きなうねりを携えた音の潮流に決定的な一音を落としていくかようなサウンドは美しく繊細で且つ力強い作品となている。 (C)福岡パルコ店:寺本 将巳
タワーレコード(2023/04/28)
坂本龍一を中心とするアーティストが、音楽の新たな可能性を模索するために設立したプロジェクト"commmons"からの第1弾アルバム。ラップトップ・ミュージックに新たな地平を切り開いたクリスチャン・フェネスとのユニット作品で"エレクトロニカ"をベースに、温かみや広がりを感じるサウンドを展開しています。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
坂本龍一&クリスチャン・フェネスによる3年越しのコラボ作品!
坂本龍一をはじめとするアーティストたちが音楽の新たな可能性を模索すべく設立した新プロジェクトcommmonsより、教授がリリースする第1弾は現代音楽/エレクトロニカ・シーンの最重要人物“クリスチャン・フェネス”とのユニット作品!音の方はオーガニックなエレクトロニカとでも評したくなる、不思議な表情を持つ響きに溢れた印象的な作品に仕上がっています。
タワーレコード(2009/04/08)
アートとビジネスの理想的なバランスを構築し、音楽の新たな可能性を模索するべく設立された、ボアダムズらも所属する話題のレーベル=commmons。その首謀者である坂本龍一と、哀愁の音響マエストロ=フェネスとの3年越しのコラボ作! 2005年にリリースされた2人の初共演ライヴ盤『LIVE AT SALA SANTA CECILIA』からすでに〈出会うべくして出会った〉感のあった2人ですが、今作で両者の紡ぎ出した音の相思相愛ぶりと言ったら他にない。教授の凛として響くピアノ、フェネスの哀愁ギター、極繊細な電子音。互いの音に敏感に反応し、時に無機質に、時に生々しい感情を露わにしながら響き合う。そうして無限に表情を変える様子は仲良し同士のユルい調和でもなく、相反する者同士のガチンコ勝負でもない絶妙の緊張感。互いの音に対する天才的理解力と呼応力があってこそ生まれた作品です。
bounce (C)富田 純司
タワーレコード(2007年04月号掲載 (P71))