| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2009年12月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Tower Records/Nippon Columbia |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | TPTW-1003 |
| SKU | 4997184906777 |
構成数 : 1枚
【曲目】
ブルックナー:交響曲 第9番
【演奏】
若杉弘(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団
【録音】
2007年12月13日 東京オペラシティコンサートホール(ライヴ)
コンサート当日(シューベルト&ブルックナー)のリハーサル風景付(10分弱)
(略)若杉は、独墺物、特にマーラーやブルックナーの伝道者でもあった。その演奏は、緻密な有機体の連なりが大きな音楽になるといった感があり、適正なテンポや強弱、端正な歌い回しによって、作品の真価を明確に伝えてくれた。
だが本作は、そうしたレベルを超越している。これは、作為を捨てた“彼岸”の世界だ。第1楽章は、悠揚迫らぬ音楽がコクのある響きと共に続いていく。フォルテは必要充分にして力まない。第2楽章も簡潔に引き締まっている。第3楽章で壮絶なクライマックスが築かれるが、これも絶叫ではなく、宇宙的な広がりを感じさせる。そして音楽は自然に流れ、美しく別れを告げる。若杉は、晩年の名匠に訪れる一段上の円熟境へと向かっていたのだ。早過ぎる死が惜しまれる。[柴田克彦氏]

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