デーモン・アルバーンやホープ・サンドヴァル、マルティナ・トップリー・バード、そしてガイ・ガーヴェイにトゥンデ・アデビンペら、豪華ゲストが各曲目ごとにヴォーカルとして参加!トリップ・ホップの大御所=マッシヴ・アタックの、約7年ぶり5枚目となるスタジオ・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
全ての音楽シーンを震撼させる最後のカリスマ、マッシヴ・アタックが遂に活動開始。前作『100th WINDOW』より実に7年ぶりとなる5枚目のスタジオ・アルバム堂々完成。参加しているゲスト陣も豪華で、ホープ・サンドヴァル(Mazzy Star)、マルティナ・トップリー・バード、ガイ・ガーヴェイ(Elbow)にトゥンデ・アデビンペ(TV On The Radio)がそれぞれヴォーカルとして参加。直近にリリースされた3年ぶりのシングル「スプリッティング・ジ・アトム」でもフィーチャーされていた長年の相棒でもあるホレス・アンディーも、マッシヴ・アタック/オリジナル・メンバーのロバート・デルナジャ(3D)とグラント・マーシャル(Daddy G)の2人と共に参加している。ブラーやゴリラズでの活躍でしられるデーモン・アルバーンは「フラット・オブ・ザ・ブレード」という曲でベースを、「スプリッティング・ジ・アトム」ではキーボードで参加。ポーティスヘッドのエイドリアン・ユーティレーは「サタデー・カム・スロー」でギターを客演。DFAのティム・ゴールドワージーとも数曲コラボレートしている。ジャケットで描かれているアートワークはもちろん3Dによるオリジナル・ペインティング。日本盤のみボーナス・トラック収録!
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ブリストル低音世界の重鎮が帰ってきた。実質的に3Dのソロだった前作『100th Window』には内省的で不穏な空気な充満していたが、本作ではダディGが復帰して、同時にユニットとしての〈らしさ〉も戻ってきたかな、と。重さをキープしながらも圧迫感を全体に敷き詰めることはなく、選び抜かれた音の配置が絶妙なため、その隙間さえも気持ち良く響いてくるのだ。ゲスト陣の配置も実に効果的で、ベース&キーボードで参加したデーモン・アルバーンやティム・ゴールドワージー(DFA)とのコラボは特に聴きモノ。毎度お馴染みホレス・アンディの声も聴けて一安心だし、ホープ・サンドヴァル(マジー・スター)のヴォーカルもハマってますわ。まさに面目躍如の一撃、というか久々に彼らの音に感動できた!
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.318(2010年2月25日発行号)掲載)
などともう今更言うことでもでもないのかもしれないが、久々のアルバムを聴いてやはり唸ってしまった。
彼ら特有の気だるいようなグルーヴがたまらなく気持ちがいい。どうしたってダークな雰囲気なのだが、なんだがそれも病みつきになってしまう。やはり不思議な魅力を持っている。
日本版のボーナストラックもおいしい。また聴きこんでしまいそうだ。