約3年ぶりのオリジナル・アルバムとなる本作には、先行シングル“Rolling In TheDeep”をはじめ、楽曲のほとんどは敏腕プロデューサーのリック・ルービンと共に制作され、その後にロンドンでプライマル・スクリームやブロック・パーティーとの仕事で知られるポール・エプワースと完成。スモーキーで味わい深いヴォーカルと卓越したソングライティング・センスでブレイクを果たしたアデルの、さらなる成長が刻み付けられた作品。
タワーレコード(2011/01/18)
2009年のグラミー賞を2部門受賞した天才シンガー、アデルがプロデューサーにリック・ルービン(リンキン・パーク、ビースティ・ボーイズほか)を迎え約3年ぶりとなるセカンド・アルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2010/12/27)
09年、第51回グラミー賞の主要部門と言われる「最優秀新人賞」と「最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス」の2部門を受賞した天才シンガー、アデルがプロデューサーにリック・ルービン(リンキン・パーク、ビースティ・ボーイズ他)を迎え、約3年振りとなるセカンド・アルバムをリリース!08年にリリースしたデビューアルバム『19』は、全世界で200万枚の売上を記録(UKではダブル・プラチナム・ディスク、USではゴールド・ディスクを獲得)、全英アルバム・チャート初登場1位、米iTunesアルバム・チャート1位、グラミー賞受賞後に全米アルバム・チャート10位を獲得し、その年の年間ベストアルバムを総なめにした。友人がマイスペースにアップした音源がクチコミで話題となり、デビュー前にも関わらずポール・マッカートニー、ビョークと共にBBCテレビで共演。その年のブレイク・アーティストを予想するBBCサウンド・オブ2008で1位を獲得。また英国の最高峰音楽賞ブリット・アワードではブレイク確実新人に贈られるクリティクス・チョイス(批評家)賞を受賞。日本盤ボーナス・トラック4曲、歌詞対訳、ライナーノーツ付き。
Hostess
発売・販売元 提供資料(2010/11/02)
デビュー作『19』が出たとき、タイトルについて彼女はこんな説明をしていた。「私が19歳のときは、こんなことをやって、こんな気持ちでいたんだと、子供ができたときに教えられると思って。次作はたぶん<21>ね(笑)」。で、ホントにこのタイトル、21歳のアデルがそのまま映写された盤である。だが驚くのは、19から21への時間経過イメージを遥かに上回る深みと説得力がここでの歌にあることだ。音表現の化け方もデカイ。大半をLA郊外のマリブでリック・ルービンをプロデューサーに迎えて録り、その後ロンドンでポール・エプワース(プライマル・スクリームほか)と完成させたそうだが、なるほどロック的な歪みとダイナミズムが音の支えになっている。いままのアデル、さながら<女トム・ウェイツ>のようだ。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.328(2010年12月25日発行号)掲載)