2011年、東日本大震災後、アルバム制作に向かい生まれた名曲の数々。すでに全国各地のライブで大きな感動を巻き起こしている「わが美しき故郷よ」、おおはた雄一や栗原務(Little Creatures/Double Famous)と共作した楽曲、NHK総合震災ヒューマンドキュメンタリー番組で使用された「ふるさと」など、カバー曲を含めた、全12曲収録。
発売・販売元 提供資料(2011/11/04)
2011年9月、ソロ・デビュー10周年を迎えた畠山美由紀、約4年振りとなる待望のオリジナル・アルバム。東日本大震災後、アルバム制作に向かい生まれた名曲の数々。すでに全国各地のライブで大きな感動を巻き起こしている新曲「わが美しき故郷よ」、おおはた雄一や栗原務(Little Creatures/Double Famous)と共作した新曲、NHK総合震災ヒューマンドキュメンタリー番組で使用された「ふるさと」など、カバー曲を含めた全12曲収録。
発売・販売元 提供資料(2011/11/01)
自身の出身地、宮城・気仙沼市が3月の震災による津波で甚大な被害を受け、地元に暮らす家族としばらく連絡が取れなかったことをTwitterなどで知った人も多かったに違いない。だがその頃、なんと彼女はニュー・アルバムの準備をしていたという。それが本作だ。しかしながら、笹子重治や栗原務、小池龍平らのサポートを得て完成させたこちらで聴ける楽曲は、決して痛みや不安を携えたものではない。確かに、感傷に流されそうな曲もある。だが、彼女はアコースティックな作風のなかに人間の強さを込めたのではなかろうか。特にタイトル曲となった朗読の凛々しさには絶句した。“Moon River"“浜辺の歌"といった温もり溢れるカヴァーも含め、畠山の人としての逞しさが際立った、ハレルヤ!な一枚だ。
bounce (C)岡村詩野
タワーレコード(vol.339(2011年12月25日発行号)掲載)