鮮烈なデビューから10年、スモーキーなナチュラル・ヴォイスで世界を魅了してきたノラ・ジョーンズ。前作『ザ・フォール』から約2年半ぶり通算5枚目となるソロ・アルバムは、グラミー受賞歴を持つ鬼才デンジャー・マウスをプロデューサーに起用。自身の心の内をさらけ出し、新たな一面を見せる意欲作に仕上がっています。 (C)RS
JMD(2012/03/19)
デビューから10周年!全世界を魅了したスモーキー&ハニーなナチュラル・ヴォイス、ノラ・ジョーンズの5枚目のソロ・アルバムとなる2012年作!プロデューサーは、グラミー受賞経験を持つ鬼才プロデューサー、デンジャー・マウス!全曲ノラ本人&デンジャー・マウスによる共作で、ノラの新しい一面を見せた会心作!心の内を曝け出す、素顔のノラ・ジョーンズに、本作でも魅了されます!
EMI
発売・販売元 提供資料(2012/02/22)
出発点の姿を忘れてしまうほど、どんどん進化してゆくノラ。いよいよ本格的にオルタナティヴの域に足を踏み入れたこの5作目は、特に大きな転機となりそうだ。何しろプロデュースや曲作りで全面的にバックアップしているのはデンジャー・マウス。しかも前作に続いての失恋アルバムで、かなり派手に傷ついたことは言葉の切っ先の鋭さが物語る通り。さまざまな角度から自分に起きたことを検証し、乗り越えようとしており、その無防備さはスタジオで自然発生的に曲を綴ったことと無関係でないだろう。それでいてエモーションを細やかになぞる丁寧なアレンジが施され、当然トーンはダークで重いのだが、アメリカーナ風味のサウンドには温かみがあって、憂いと力強さが交錯する声を優しく縁取っている。
bounce (C)新谷洋子
タワーレコード(vol.343(2012年4月25日発行号)掲載)