| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2012年06月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus |
| 構成数 | 4 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | PROC-1211 |
| SKU | 4988005715616 |
構成数 : 4枚
【収録曲】
<CD1>ル・パルナッス・フランセ
1.マラン・マレ(1656-1728):サント=ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘
2.ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):リュリ氏のトンボー
3.フランソワ・クープラン(1668-1733):四重奏ソナタ 《ラ・サルタン》
4.マラン・マレ(1656-1728):ラ・マレジエンヌによるソナタ
<CD2>ルクレール:室内楽作品集
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
5.2つのヴァイオリンと通奏低音のための序曲 ニ長調 作品13の2
6.2つのヴァイオリンのためのソナタ ト短調 作品12の5
7.2つのヴァイオリンと通奏低音のための三重奏曲(序曲)イ長調 作品14
8.2つのヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 作品12の6
<CD3>クレランボー:《オルフェ》《メデ》
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):
9.カンタータ《オルフェ》
10.カンタータ 《メデ》
<CD4>ジル:レクイエム、他
11.ジャン・ジル(1668-1705):死者のためのミサ曲(レクイエム)
12.ミシェル・コレット(1709-1795):死者のためのカリヨン
【演奏】
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
ラシェル・ヤカール(ソプラノ)(9,10)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント (11,12)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)(11,12)
【録音】
1978年1月(1-4)、10月(5-8) ハノーファー、
1979年5月(9,10) ハーレム、1981年1月(11,12) ヘント

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。


唯、不思議なことに、この期間が近づくとやはり何となく故人を特に思い出し、準備を考え出す。夫の海外赴任の帯同で、形式はすっかり取り払われて、民族を問わず共通する、故人を偲ぶ心情に則した在り方で行うようになった。
お線香を贈る際も、専門店と相談して決めるが、必ず「お気持ちですから」と謂う柔軟な裁量が前提となっている。
実母は何かと信心深く、僧侶を招いて読経をするが、その費用に私は納得がゆかず、やはりその最初の僧侶は蒸発して係争中。次の尼僧は読経に力があり、不信心の私が納得するものであった。
しかし、更に節約励行の私は、音楽をかけて、聴くのである。不肖となった娘としては、哀愁期間でもあり、選ぶ曲は、ジャン・ジルJean Gilles〈死者のためのミサ曲(レクイエム)Messe des morts(Repuiem) 〉。イントロイトゥスIntroitus(入祭唱)の数小節で、悲嘆を昇華してくれる優しさのある作品で、演奏はヘレヴェッヘ氏とMAKの本録音しか聴けない。
実父の祥月命日は、ジョスカン・デ・プレが聴きたくなるが、彼岸会はジャン・ジルが聴きたくなる。そして、傑作とはいえ、何故J.ジル作品なのかは、出身地がプロヴァンス地方だったからだと思う。実父はフランス語の言語学者、祖父は洋画専攻の中学美術の教師、叔母の夫の勤務先企業が設立した美術館はセザンヌの所蔵で有名。叔母の亡くなった日は、映画『セザンヌと過ごした時間』を観ていた。
本商品は4枚セットで廉価、CD1(要注意:ジャンジルのレクイエムはCD4)にはゲ―ベル氏による解説の日本語訳が収載。
録音の真価を発揮する本商品が、末長く広く多くの人々に聴かれることを祈念する。
秋の彼岸会中日の翌日に。