NYハーレム出身21歳(2012年時)のラッパー、エイサップ・ロッキーのデビュー・アルバム。地域/ジャンル問わず様々なスタイルの先人たちから影響を受け、中でも特に南部の音楽スタイルを大胆に楽曲へ取り入れた作品。本場ストリート・シーンをジャックする新進気鋭のヒップホップが新世代の幕を開ける! (C)RS
JMD(2012/12/05)
「Peso」や「Purple Swag」のスマッシュ・ヒットで一躍スターダムにのし上がり、破格の契約金でメジャー・ディールを結んだ、現行USシーンで最も注目を集めているラッパー、エイサップ・ロッキーのメジャー・デビュー・アルバム。本場ストリート・シーンをジャックする新進気鋭のヒップホップが新世代の幕を開ける!
ソニー
発売・販売元 提供資料(2012/04/26)
2011年のベスト・アルバムに挙げる人も多かったフリー音源『Live.Love.A$AP』から1年余り、エイサップ・モブでのミックステープ『Lords Never Worry』を間に挿んでいよいよメジャー・デビュー作が完成。不穏さを湛えたいろんな意味でのスクリュー情緒はクラムス・カジノやスフィアン3000の手捌きで継承しつつ、2チェインズやケンドリック・ラマーらとの先行カット“Fuckin' Problems"にしろ、ダニー・ブラウンらとのマイクリレー“1Train"にしろ、スクリレックスやフローレンス・ウェルチからオーヴァードーズまで抜け目ない助演の顔ぶれにしろ、ちょっとズルいぐらいのカードの切り方だ。インディー愛好家にとってはモニュメンタルになるのだろうけど、そうじゃなくてもズルズル楽しみたい愛すべき傑作。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.351(2012年12月25日発行号)掲載)