カリスマ・フロントマン、コリィ・テイラー率いるストーン・サワーのアルバム。圧倒的存在感を放ちながら聴く者の心をとらえて離さない、コリィのヴォーカル・ワークと、ジェイムズ・ルート、ジョシュ・ランドによる流麗なギター・ワーク、そしてロイ・マイヨルガのドラムから放たれる楽曲が渦巻く一枚。今作は、2部作からなる物語の前編となる作品。 (C)RS
JMD(2012/09/13)
スリップノットのフロントマン、という形容詞はもう彼には必要ないだろう。今や現シーンを代表するカリスマ・フロントマンとなったコリィ・テイラー率いるストーン・サワー。ダイナミックなロック・サウンドとアグレッシヴなヘヴィネス、そして心を打つメロディ・ライン…。その圧倒的存在感を放ちながら聴く者の心をとらえて離さない、コリィのそのボーカル・ワークと、スリップノットでも彼とタッグを組むジェイムズ・ルートと、ヤング・ギター誌でも奏法コラムを担当していた名手ジョシュ・ランドによる流麗なギター・ワーク、そしてグルーヴ感溢れるドラミングでバンドの骨格を形作るロイ・マイヨルガのドラム…、史上最強のラインナップから放たれる楽曲は、他のメロディ・オリエンテッドなロック・バンドとは一線を画するほどの存在感を持つ音像にあふれている。今作は「ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ」という2部作からなる物語の前編となる作品。後編は2013年に発売を予定しているのだが、アルバム2枚に渡る壮大な物語がどのような全貌となるのか、ストーン・サワーの放つ新しい「楽曲」への期待だけではなく、この「物語」に対する期待も非常に大きいものとなっている。ちなみにこの物語は、コリィが語るところによると「人生の分岐点にさしかかり、これからの進み方を考えているある男の物語」との事。今作より、バンドのベーシストであったショーン・エコノマキがバンドを脱退、この最新作では、なんとあのスキッド・ロウのレイチェル・ボランがベースを弾いている。が、レイチェルは現状アルバムへの参加のみ、となっており、そのままツアーにも出るのかどうかは現状未定。
発売・販売元 提供資料(2012/08/01)
ベストセラー作家という肩書も持つスリップ・ノットのコリィ・テイラー。彼の率いるストーン・サワーが2部完結のコンセプト・アルバムを発表した。叫び声を交えた情感たっぷりのヴォーカルにコリィの新たな魅力を発見できるし、全面参加したレイチェル・ボラン(スキッド・ロウ)による抜けの良いベース音もスラッシーな楽曲と相性バッチリだし、これはイイ! 来年予定の後編がいまから待ち遠しいではないか!
bounce (C)山口コージー
タワーレコード(vol.350(2012年11月25日発行号)掲載)