フィンランドのフュージョン・バンド、ヴァイナル・ジャムを率いるプロデューサー/サックス奏者、アンドレ・ソロンコのソロ・デビュー・アルバム。ジャズだけでなく、クラブ系のリスナーも一度聴いたら虜になること請け合いな、洗練のスカンディナヴィアン・メロウ・グルーヴ満載の名盤。 (C)RS
JMD(2012/11/03)
フュージョン~AOR~シティ・ポップ・ファン腰砕けの奇跡的逸品!まるで「ライト&メロウ度マシマシのマイケル・フランクス」な冒頭曲"I Recall"を筆頭に全編素晴らしすぎる洗練のスカンジナヴィアン・メロウ・グルーヴ大傑作!フィンランド/ヘルシンキを拠点に活動を続けてきたフュージョン・バンド、ヴァイナル・ジャム。そのバンドをプロデュースし、自らもサクソフォニストとして活動してきたアンドレ・ソロンコによるソロ・デビュー作が本作!7インチ・アナログ"I Recall"が日本各地のレコード屋でスマッシュ・ヒット!ジャズだけではなく、クラブ系のリスナーまでが一聴してトリコになるこのセンス!ソフト過ぎてトロケそうになるヴォーカル。スムース過ぎて腰が砕けるエレピとサックス。今若いリスナーが聴いても新鮮に聴こえるオトナのアーバン・ジャズ。制作は徹底的にアナログにこだわり、ザ・ソウル・インヴェスティゲーターを擁する<Timmion>レーベルのスタジオで録音されたという。アーバンと形容される音楽は数あれど、ここまでトータルで洗練されたアルバムはなかなか無いのでは?メロウさも程よく、グルーヴ感もキープ。甘すぎてダレることもなし、ソフトなヴォーカルだけでなく、時折心地よく入り込むコーラスやホーンのアレンジも素晴らしい!これは時代を代表する洗練されたスカンジナヴィアン・メロウ・グルーヴの傑作だ!
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2012/10/25)
とろけるほどの気持ち良さ。〈70年代後半の隠れた傑作が復刻〉……とか言われたら信じてしまいそうな〈あの頃感〉が出まくりで、いまがいつなのかわからなくなりそうだ。フィンランドのフュージョン・バンド、ヴァイナル・ジャムを率いるサックス奏者のソロ・デビュー・アルバム。濡れたエレピに、アーバンなサックス、柔らかながらもファンキーなリズムに乗るフニャフニャなファルセット・ヴォイス──甘いにも程がある開幕曲“I Recall"だけでも元が取れた気になるが、それ以降も絶妙なグルーヴをキープし続け、トータルの完成度は見事なもの。アナログ・サウンドに対するこだわり方も凄まじく、こいつは大した確信犯だな。フュージョン、AOR、シティー・ポップ愛好家は聴かずに死ねませんぜ。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.351(2012年12月25日発行号)掲載)