2009年に結成した5人組バンド、パスピエのメジャー・ファースト・フル・アルバム。ファースト・シングル「フィーバー」、2013年1月、2月に配信限定で連続リリースされた「名前のない鳥」「ON THE AIR」(TOKYO FMキャンペーン・ソング)他、全曲キラー・チューンと言っても過言ではない楽曲クオリティーを持つ一枚。 (C)RS
JMD(2013/04/06)
パスピエ、遂に覚醒。全曲キラーチューンと言っても過言ではない楽曲クオリティー、あらゆる時代の黄金律を兼ね備えたメロディー、遂に覚醒したバンドとしての総合力、それら全てが詰まったパスピエ史上最高傑作にして、2013年のバンド・シーンの新たなスタンダードと成り得る名盤がここに誕生。
ワーナー
発売・販売元 提供資料(2013/04/03)
閉じてるもののおもしろさと開かれた状態のおもしろさの両方があって、それはどっちでもいいのだが、ともすれば傍目にはマニアックな箱庭のように誤解されがちだったとすれば、恐らくいまのパスピエはそういった勘違いをひとつずつ払拭していっている状態なのかもしれない。初のフル・アルバムとなったこの大傑作にもそうした機運は明白で、独特の詞世界を紡いできた大胡田なつきの眼差しも、"名前のない鳥"や"ON THE AIR"では驚くほど優しく思える。ダンサブルな"シネマ"やボサノヴァから展開する"デ・ジャヴ"、どことなく岡村孝子っぽい"くだらないことばかり"などアレンジも多様になり、バンドとしてのスキルフルな一体感も顕著に高まっている。いずれにせよ幕は開いている、というか全開です。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.355(2013年5月25日発行号)掲載)
なかでもオススメは「S.S」「フィーバー」「シネマ」です!