Linkin Park originally called itself Hybrid Theory and has retained that phrase for the title of its debut album. The "hybrid" in question is one of rap and metal. The guitars and drums lock into standard thrash patterns, over which singer Chester Bennington and rapper Mike Shinoda alternate in furious expressions of rage and frustration. "One Step Closer," the track released to radio in advance of the album's release, is a typical effort, with lyrics like "Everything you say to me/Takes me one step closer to the edge/And I'm about to break." ~ William Ruhlmann
Rovi
カッコいいモノだけ集めればカッコいいモノが創れる…なぁんてそんなに簡単にはいかないのよねぇ。
だけどそれをやってのけてしまった人達がいるのです。そう、それが6人のマイスター;Linkin Parkなのだ。
かなり私好みの声であるVoのチェスター・ベニントンとMCのマイク・シノダの歌い方も、しっかりとしたメロディも、重みのあるサウンドも、リフもリズムもサンプリングも…もう言い切れないくらいにカッコいい!さすがマイスター軍団!!
とか言いながら、実はあまりこういうタイプの音楽(いわゆるヘヴィロックってやつ)を好き好んで聴いたりはしていなかった。
だからこの1stアルバム『Hybrid Theory』にも手を出さなかった。(…出せなかった…?)
でも「えーい、買っちゃえ」と思わせた曲『In The End』との出会いが大きな転機となった。(…なってしまった…?)
まずメロディと声に惹かれ、そして「なんで始まりのアルバムなのにEndなの?」と興味シンシンで歌詞をマジマジと見ながら聴いてみた。
*** You Wouldn't Even Recognize Me Anymore / Not That You Knew Me Back Then /
But It All Comes Back To Me / In The End ***
これはメビウスの帯だなぁって思った。ひねった輪っかの裏表が分からないっていうあれです。
曲の内容は“お前”との決別を歌っていて、それと同時にひとつの始まりも感じられる。
“全部俺に戻って来るんだ/最後には”
そう結局はどんなことも自分に跳ね返ってくる。それをどう捉えるのかによって変わってくるのだ。そうなるとこの歌に出てくる“お前”というのは誰?もしかしたら“俺”のことだったりするのかもしれない…。
白ではなく黒、空ではなく地面、そして光ではなく闇…そんな匂いがする歌詞やサウンドだけど、そこには一筋の光がメロディと共に浮かび上がってくる。それこそがLinkin Parkの世界なのです。
この『In The End』はもちろんのこと、収録されている曲はとにかくどれもカッコいい!
『Papercut』と『One Step Closer』の繋がり方なんかもかっちょえ!
かなり今更だけど、でもいいじゃん別に。今更だろうがなんだろうが、いつ聴いてもカッコいいモノはカッコいいんだから!!
(C)mio
タワーレコード(2003/06/21)