佐野元春&雪村いづみによる豪華コラボレーションの集大成。2012年5月、震災から約1年後に発表された佐野元春の楽曲「トーキョー・シック」(配信限定リリース)は、雪村いづみとのデュエットによるスウィンギーなジャズとなり、元春ファンに絶賛された。前田憲男指揮によるビッグバンドでのレコーディングで、雪村が活躍した1950年代の雰囲気を現代に再現。雪村いづみとのデュエットによるもう1つの楽曲「もう憎しみはない」は、「トーキョー・シック」とは対照的な、年輪を刻んだ大人のバラード。「こんな素敵な日には」「バイバイ・ハンディラブ」の2曲は、元春スタンダードを、ビッグバンド・アレンジでセルフ・カバーした必聴曲。レコーディング・ドキュメントとビルボードでのステージを収録したDVDと52ページに及ぶフォト・ブックレットを付属した豪華仕様。
ビクター
発売・販売元 提供資料(2013/11/26)
佐野元春&雪村いづみのミニ・アルバム。佐野元春のラジオ番組へ雪村いづみが出演したことをきっかけにコラボレーションが実現。前田憲男指揮によるビッグバンドでのレコーディング!現代のモダンボーイ、往年のモダンガールのごきげんなスウィングが楽しめる一枚。雪村いづみのデビュー60周年(2013年時)記念リリース作品。 (C)RS
JMD(2013/11/26)
雪村いづみと佐野元春。どんどん時代の空気が不自由で窮屈な考え方に支配され重苦しいものとなり、それに反する考え方が排除されていくようにも思える昨今、2人の出会いがもたらしてくれたこのモダンでヒップな音楽を聴いて、僕たちが今この時に失いかけているものの大事さを考えてみるのもいいだろう。スインギーなジャズ。それはただ楽しみの為にあればいい。でも、それはささやかな抵抗の歌にだってなり得る(そう信じたい)。
intoxicate (C)鈴木智彦
タワーレコード(vol.108(2014年2月20日発行号)掲載)