結成10年(2014年時)を迎えるOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのサード・アルバム。江崎グリコ『ビスコ』のCM曲にもなった「夢の跡」を再録した他、震災後の日本を立て直す人々について描いたTOSHI-LOW作詞の「朝焼けの歌」、自らが主催するキャンプフェスのテーマ曲「Making Time」他を収録。 (C)RS
JMD(2014/07/05)
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、5年振りとあんる、全12曲が収められる待望のフルアルバム。2011年に発表されたミニアルバム『夢の跡』で紡がれた世界の先にある希望や哀愁が、まるでロードムービーのように表情豊かに描かれる。収録曲のうち"夢の跡"は2011年より放送されたグリコ・ビスコのCM曲として異例ともいえる3年ものロングオンエアを獲得した楽曲。また"朝焼けの歌"は東日本大震災後の日本を立て直す人々について書いてほしいと、Martin(Vo、Violin、A.G.)がTOSHI-LOW(Vo、A.G.)に要請して生まれたナンバー。さらに"Making Time"は今年で開催5周年を迎えるキャンプフェス「New Acoustic Camp」のテーマ曲となっている。
VAP
発売・販売元 提供資料(2014/06/25)
一点の曇りなき開放感溢れるタイトル曲をはじめ、結成10年目で到達したアコースティック・サウンドの粋を集めた3作目。〈New Acoustic Camp〉のテーマ曲“Making Time”など軽快なリズムの曲が多く、MARTINとTOSHI-LOWの歌も実に伸びやか。歌詞は重いテーマも含むが、震災復興を歌った“朝焼けの歌”のように、悲しみを希望に転化する鮮やかな言葉遣いが聴き手を強い感動へと誘う。人間的成熟を感じる傑作だ。
bounce (C)宮本英夫
タワーレコード(vol.370(2014年8月25日発行号)掲載)