サン・ラー史上もっとも美しい作品のひとつである1979年のメガレア名盤!日本初CD化&紙ジャケ化!〈サン・ラー=難解〉というイメージを鮮やかに覆す本作は、入門盤としても強くオススメ!〈SATURN〉レーベルに遺されたサン・ラーの作品は、基本的に当時のライヴ会場での販売がメインのハンドメイド・プレス(ジャケットも1枚1枚メンバーの手書き)だったため、オリジナル盤は極めてレア。そんな中でも屈指の人気を誇るのが1979年の本作だ(2005年に輸入盤で初リイシューされた時は大変な話題になった)。穏やかな美しさに満ちた"Springtime Again"、ビルド・アン・アークがカヴァーしたことでも知られるファンキーな"Door Of The Cosmos"、12分にも及ぶ深遠かつ壮大な宇宙が広がる"Sleeping Beauty"、そのどれもがまさに〈スピリチュアル〉と言うべきムードに満ちていながら、決して難解ではない。サン・ラーのピュアなまでの美しさが凝縮された名作である。
発売・販売元 提供資料(2014/08/28)
サン・ラー史上もっとも美しい作品のひとつである1979年のレア名盤が日本初CD化&紙ジャケット化。SATURNレーベルに遺されたサン・ラーの作品は、基本的に当時のライヴ会場での販売がメインのハンドメイド・プレスだったため、オリジナル盤は極めてレア。そんな中でも屈指の人気を誇る本作は、"サン・ラー=難解"というイメージを鮮やかに覆す入門盤としても最適な一枚。 (C)RS
JMD(2014/08/28)
サン・ラを混沌としたサウンドと捉えている方にこそ、これを聴いて欲しい! 春の訪れ、あるいは恋のはじまりのスウィートさが音に染み込んでいる(1)、眠れる美しい女性を通して神秘的な宇宙へとトリップしていく(3)など、美しさの結晶たる本作。オリジナル盤はプレス数も恐ろしく少なかったばかりか、ジャケットはアーケストラのメンバーの手書き、主な販売はライヴ会場、なんてインディ感甚だしい激レア盤でもあります。嗚呼、なんで土星人の音楽が郷愁を醸し出したりするんだろう。涙が止まらないんだろう。「奇跡」や 「マジカル」なんて言葉じゃとても足りない、素敵すぎる大傑作です。
intoxicate (C)平野望
タワーレコード(vol.113(2014年12月10日発行号)掲載)