2014年にデビュー15周年を迎えた宇多田ヒカル。一時活動休止中ながら存在感を強める彼女の15周年を締めくくる企画盤。彼女の音楽の根底に鳴り続ける"純粋さ"と"孤独"を理解するアーティストたちが宇多田の楽曲を歌った豪華トリビュート・アルバム。 (C)RS
JMD(2014/10/22)
2014年、デビューから15周年イヤーを迎えている宇多田ヒカル。春にリリースされた15周年記念アルバム『First Love -15th Anniversary Edition-』に続き、著名アーティストによる"ソングカヴァー・アルバム"が発売。本アルバムのコンセプトは、自らがソング・ライターとして第一線で活躍されているアーティストに限定して、自由に宇多田ヒカルの楽曲を表現してもらおうというもの。数々のアーティストによるソング・カバーが集められた初のオフィシャル・アルバムとなります。
1.SAKURAドロップス / 井上陽水
2.Letters / 椎名林檎
3..Automatic / 岡村靖幸
4.Movin' on without you / 浜崎あゆみ
5.Flavor Of Life / ハナレグミ
6.FINAL DISTANCE / AI
7.Be My Last / 吉井和哉
8.光 / LOVE PSYCHEDELICO
9.For You / 加藤ミリヤ
10.Stay Gold / 大橋トリオ
11.time will tell / tofubeats with BONNIE PINK
12.Keep Tryin' / KIRINJI
13.Sanctuary / Jimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Bryson
発売・販売元 提供資料(2014/10/21)
デビュー15周年を祝うカヴァー集! 井上陽水による“SAKURAドロップス”のラテン解釈で幕を開けると、岡村靖幸は“Automatic”をニュー・ジャック・スウィング色も濃厚に披露。tofubeatsとBONNIE PINKが“time will tell”をインディーR&Bに変換し、大橋トリオは“Stay Gold”をピアノで弾き語る。他にも、エレガントでオーケストラルな椎名林檎の“Letters”、浜崎あゆみによるエレクトロ・ハウス~EDM調の“Movin' on without you”、そしてジャム&ルイスがピーボ・ブライソンを招いて幻想的に奏でる“Sanctuary”など、超強力なトラック揃い。とはいえ誰が歌おうとも、そこに浮かび上がるのはメロディーの圧倒的な強さと、譜割の独創性。つくづく、宇多田ヒカルは不世出の音楽家だと思う。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.374(2014年12月25日発行号)掲載)