ディアンジェロが2000年発表の前作『VOODOO』以来14年ぶりにリリースするアルバム。Qティップ(ア・トライブ・コールド・クエスト)、ケンドラ・フォスター(ファンカデリック)が数曲歌詞を手掛ける他、クエストラヴ(Dr/DJ)、ピノ・パラディーノ(B)、ジェームス・ガッドソン(Dr)ら豪華ミュージシャンが参加。レコーディングからミキシングに至るまでヴィンテージ機材を駆使し、全て完全なるアナログ手法で制作した作品。 (C)RS
JMD(2015/01/17)
14年最後にして最大の事件!ディアンジェロ14年振りの新作!日本を含む全世界で高い評価と人気を得た名作、"VOODOO"以来実に14年ぶりとなる注目のアルバム。Qティップ(ア・トライブ・コールド・クエストのフロントマン)、ケンドラ・フォスター(ファンカデリックのヴォーカリスト)が数曲歌詞を手掛ける他、クエストラヴ(The Rootsのドラマ―、DJとして知られ、エルヴィス・コステロ、ディアンジェロ、エリカ・バドゥ、ジェイ.Z、アル・グリーン他著名作品にてプロデューサーとしても活躍)、ピノ・パラディーノ(ザ・フーの再結成の際、ジョン・エントウィッスル没後最初にバンドに招かれたべーシストとして知られ、ジョン・メイヤー・トリオのべーシストも務める。) ジェームス・ガッドソン(ビル・ウィザ―ス、クインシ―・ジョーンズ、ハービー・ハンコック他数々の著名アーティストの作品に参加する伝説的ドラマ―)等超豪華ミュージシャンが参加。また、今回のアルバムはそのレコーディングからミキシングに至るまで、ヴィンテージ機材を駆使し、全て完全なるアナログ手法で制作。発売以来日本を含む全20カ国でiTunes総合チャート1位を記録、既に大反響を呼んでいる。
ソニー
発売・販売元 提供資料(2014/12/19)
〈ほぼ完成〉との報にも疑心が晴れぬまま、突然の発表で衝撃を与えた約15年ぶりの3作目。一聴して前作『Voodoo』を踏襲した感の強い内容は壮絶なまでに黒くスモーキーでありながらも明快で、スライ、ファンカデリック、ジミヘン、電化期のマイルス・デイヴィス、プリンスといった革新的な先達の姿が随所で思い浮かぶ。近年のライヴやリーク音源としてお馴染みの曲も含め、Q・ティップやケンドラ・フォスターとペンを交え、名義を共有したヴァンガードとの共同作業で丁寧に煮詰められた楽曲群は黒豆の如き艶を放ち、硬派なメッセージと破壊的なエッジを携えながらスピリチュアルで甘美な一面も見せる。ため息が出るほどの完成度だが、音楽的な革命というよりは、〈出た〉こと自体が何かを変えていきそうな怪作だ。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.375(2015年1月25日発行号)掲載)