Noir: B.A.P Vol.2

B.A.P.、韓国セカンド・アルバムがリリース。16ヶ国32回のワールドツアーで鍛えられた経験を経て、名実共に世界が認めるアーティストに生まれ変わった彼らのアイデンティティをもう一度刻んだ本作は、メンバーのレベルの高いパフォーマンスと音楽、そしてさらに成熟したビジュアルまで「Best」、「Absolute」、「Perfect」というグループ名に相応しい存在感を垣間見ることができる作品となっている。一般的なアイドル音楽という固定観念を超え、クラシックなスタイルから最新のジャンルを取り入れた本作のタイトル・トラック"SKYDIVE"は、Hard Electro、Alternative、Trapなど多様なジャンルの特徴あるサウンドを組み合わせた洗練されたエレクトロニック・ポップ曲で、サビ部分のエレクトロニックなアレンジが、まるで高い空からスカイダイビングするようなドラマチックな印象を巻き起こし、過酷な世の中に屈することなく、B.A.P.だけの理想郷に向かって体を投げだす、というメッセージを込めたダイナミックなナンバーとなっている。その他、世界的なジャズ・ピアニスト、ソン・ヨンジュの演奏が引き立つニューヨーク・スウィング・ジャズ・ナンバー"LENOIR"を皮切りに、強烈なブラスとドラムの上に社会構造への怒りと希望のメッセージを伝える"RIBBON IN THE SKY"、リズミカルなエレキ・ギターとシンセ・サウンドが調和した"KILLER"、切ないピアノの旋律と訴求力の高いヴォーカル・ラインの音色が調和するアコースティックR&B曲"FERMATA"、2011年以来、5年振りに帰ってきたラッパー・ラインBang&Zeloのユニット曲"エンパワー"、アナログ・シンセ・サウンドが魅力的なスローR&B曲"I GUESS I NEED U"、愉快なポップ・ダンス曲"CHIQUITA"、別れた後、寂しく夜明けに歩く人の心情を表現した"歩いて行く"、アコースティック・ギター・サウンドとシンセサイザーの調和が柔らかい旋律を作るジョンオプの初自作曲"今"に続き、初日本フル・アルバムのタイトル曲"KINGDOM"の韓国語ヴァージョンまでさらに成熟した彼らの音楽的成長が見られる傑作が誕生。