HIPHOP新世代を牽引するトラックメイカー、ラッパー、DJ"jjj"(Fla$hBackS)が待望のセカンド・アルバムをリリース。今作は、セルフ・プロデュース曲を中心に、大阪のトラックメイカー、ENDRUN、KID FRESINOとの共作アルバムで注目を浴びるAru-2、2016年デビューして話題をさらっているSTUTSの楽曲を収録。 (C)RS
JMD(2017/01/06)
ファースト・アルバム『Yacht Club』(2014年)以降はソロでの活動が中心となっているJJJが、客演やプロデュース・ワーク、フリー作品の発表などでシーン内の評価を高めるなか、久々のセカンド・アルバムをリリース。今回も大半のトラックを自身で手掛け、FEBB、KID FRESINOとのFla$hBackSが再結集したヘッズ感涙モノの"2024"は一番のトピックだろう。それ以外にも同世代クルーのKANDYTOWNからYOUNG JUJUとの再コラボとなった"COWHOUSE"、Weekenクルーの仲間でもある5lackとの共演"HPN"などなど今作も刺激的なコラボが並んでいる。また鋼田テフロンをフックにフィーチャーし、さらに一皮剥けた感のある先行曲"BABE"、地元サウスサイド川崎からSTICKYを迎えたSCARSマナーな"ORANGE"(STUTSがプロデュース)という両極端なスタイルの楽曲からは、決してブレることなく、かつ現状に甘んじることなく高みをめざす姿勢を感じ取れるはずだ。
bounce (C)Masso187um
タワーレコード(vol.400(2017年2月25日発行号)掲載)