話題の絶えないResonanceから、今度は、ジャコ・パストリアスのワード・オブ・マウスの激レア音源が登場!本作品も、ジャズ史上を揺るがす発掘音源の作品化です。ジャズ・ファンはもちろんのこと、それ以外の音楽ファンも必聴!本盤では1982年6月27日のNY、クール・ジャズ・フェスティヴァルでの演奏14曲を全て収録。出元はNPRの放送音源で、"Jazz Alive"という番組のために収録されたものですが、番組で放送されなかった約40分の音源も全て収録しています。また、盤としては、プライベート盤として、ごく一部に出回っていましたが、その音源の元も、この番組の劣悪な"エア・チェック"。つまりは、全音源が初の作品化ともいえる貴重なものと言えます。しかし、そうした音源の発表の事情を越えて、この音質と演奏が驚愕と言えます。オリジナル音源は24チャンネル録音による至高のハイクオリティ・サウンド。音質は、スタジオ録音と思うほどのクリアさであり、またビッグ・バンドのダイナミズム、各人の演奏のすばらしさも伝えてあまりあります。演奏も、"筆舌に尽くしがたい"と言えます。まずジャコの超絶技巧に驚くことは、もちろんですが、"天才ジャコという認識"を充分もった上で聴いても、この日の演奏はすばらしいもの。また、この演奏を聴くと、コンポーザー、アレンジャーとしてのジャコの才能にも改めて気づかされます。ウエザー・リポートからの朋友ピーター・アースキンをはじめ、ランディ・ブレッカー、ボブ・ミンツァー、オセロ・モリノー、ドン・アライアスをコア・メンバーに、当時のスター・プレイヤーが集ったのが、ワード・オブ・マウスですが、チューバや、フレンチ・ホルンと言った管楽器もフィーチュアした手腕、またハーモニカのヒーロー、トゥーツ・シールマンス、人気パーカッショニスト、ドン・アライアスの起用など、何をとっても憎い!のです。楽曲は"インヴィテーション"チキン"ドナ・リー"、そして、名バラード"スリー・ヴューズ・トゥ・ア・シークレット"と言った超おなじみの楽曲から、マニアックなものまで。また、今回の大きな話題は、"ブルーゼット"でもあります。言わずもがな、トゥーツ・シールマンスの名曲ですが、オセロ・モリノーのスティール・パンの音と可憐に綴られるハーモニカのメロディは、愛らしいトゥーツの姿を伝えるものとなっているのです。加えて、この日もM2のようにパーカッションを大フィーチュアする演奏も。こうした演奏が明らかになることによって、ジャコの才能も立体的になって行きます。そして、大団円、ラスト・トラックは、全メンバー、アップビートのシャッフルで、ノリにのった演奏。会場の拍手や歓声もとどろくように響き渡ります!!
発売・販売元 提供資料(2017/03/01)