サマソニ出演が発表された際には、トレンドワードにもなるなど、異例の注目を浴びている期待の新鋭、トム・ミッシュのデビュー・アルバム『Geography』の全貌がついに明らかになり、デ・ラ・ソウル参加の新曲「It Runs Through Me」が公開!
ミュージックビデオが話題となった「Water Baby」には、〈SoundOf 2016〉でノミネートされ、ジョーイ・バッドアスやナズのUK公演でサポートを務める新世代ラッパー、ロイル・カーナー、今回公開された「It Runs Through Me」にデ・ラ・ソウルが参加している他、フューチャリスティックなトラックにラップするスタイルで注目を集める気鋭ラッパー、ゴールドリンク、ジャズ/ソウル・シンガー、ポピー・アジューダの参加が明らかとなった。また国内盤にはボーナストラックとしてトム・ミッシュが注目を浴びるきっかけとなった名曲「Follow 」、音盤化が望まれていたメロウ・チューン「Never Moved」の2曲が追加収録される。
発売・販売元 提供資料(2018/03/05)
コスモ・パイクらの活躍で盛り上がる南ロンドン・シーンより、ブレイク間違いなしのクリエイターが初のアルバムを投下した。ジョン・メイヤーからの影響が色濃いメロウなギター・サウンドを響かせながら、古のブルースやジャズを今様のインディー感覚でふんわりコーティング。ゴールドリンクやデ・ラ・ソウル、ロイル・カーナーらゲスト・ラッパーのもてなし方もスマートだし、何より主役の甘い低音ヴォイスに酔いしれる。
bounce (C)保坂隆純
タワーレコード(vol.414(2018年4月25日発行号)掲載)
うっすらと色気の漂う甘い歌声、ヒップホップ/ジャズ/ソウルへの愛情を覗かせるトラックメイキング、さらに楽器もこなすマルチな才能で世界を心酔させているトム・ミッシュ。J.ディラ+ディアンジェロ+UKソウルとも言えそうな彼のスタイルは、艶やかで濃厚、それでいて足回りは軽やかで、春の陽気のように心地よい。ノスタルジーとロマンティックな雰囲気を《Movie》で演出すれば、デ・ラ・ソウルと手合わせした《It Runs Through Me》ではソウルとジャズを交差させアダルトに、一転《Disco Yes》で屈託のないダンス・トラックも見せつけたりと、深みもあればキャッチーな賑やかさもあり多様性を湛えている。
intoxicate (C)青木正之
タワーレコード(vol.133(2018年4月20日発行号)掲載)