2018年、続々と新しい才能が登場し、世界で最も勢いのある音楽シーンの一つに急成長しつつあるサウス・ロンドンを拠点に、その大胆不敵なサウンドで、かねてより注目を浴びてきたDIYな新鋭ガールズ・バンド、その名もゴート・ガール(GOAT GIRL)が、全19曲で構成させたデビュー・アルバムをリリース!共にサウス・ロンドンでシーンを形成する仲間達とギグを重ね、成長を遂げてきた彼女達は、ライヴで生まれる響きを作品に取り込むため、テープでのレコーディングとローファイなサウンドにこだわり、実験的なエレクトロニック・ミュージックから、クラウト・ロック、ボサノヴァ、ジャズ、ブルースなど多種多様なサウンドが漂い、そのメロディや楽曲の構成にはポップ・ミュージックからの影響も感じられる。そしてプロデューサーには、フランツ・フェルディナンドやザ・キルズ、バット・フォー・ラッシーズを手がけるダン・キャリーを迎え、ザ・キンクスのような鋭い観察眼と、ザ・スリッツのような危険な怒りをもって、不気味な人間や、嘘つき、恋する者、夢追い人、そして素晴らしい狂人たちで溢れ返ったこの世界を見事に描き出した内容に完成した。今回、日本盤CDには7インチにも収録された貴重な音源を含むボーナス・トラック3曲を収録。
発売・販売元 提供資料(2018/04/03)
シェイムを中心に加熱する南ロンドン・シーンから、ガールズ・パワー全開の4人組がアルバム・デビュー。ガレージ・ロック、サイケ、ジャズ、ブルースとさまざまなサウンドがゴッタ煮状態で、とりわけ映画「ビートルズがやって来る ヤァ! ヤァ! ヤァ!」をパロったMVも話題の"The Man"には血が騒ぐ。EU離脱の混乱や諦めを表現する冷めたヴォーカルも印象的だし、スリッツやレインコーツのDIY精神を継ぐ存在になるかも。
bounce (C)上野功平
タワーレコード(vol.414(2018年4月25日発行号)掲載)