18年ぶりのソロアルバムはマルクマス流DIYエレクトロミュージック。
これまでの居心地の良いルーティンワークから自身をわざと切り離して誕生した本作は、全曲が巧妙にゆがんだメロディーと直球ではない歌詞をマルクマスが繋ぎ合わせた厳密な「歌」となるマルクマス流DIYエレクトロミュージック。ヒューマン・リーグを彷彿させる先行シングル"Viktor Borgia"は洗練されたサウンドとは真逆の無骨なエレクトロニック・サウンドがマルクマスのソングライティングを引き立てます。
(C)八王子店:東 俊治
タワーレコード(2019/03/22)
2018年に発売されたザ・ジックス名義のアルバム『Sparkle Hard』がPitchforkをはじめ、Rolling Stone、SPINといった多数のメディアでアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得し、90年代初頭からオルタナ・シーンを牽引してきた実力とその存在感を改めて披露した元ペイヴメントのスティーヴン・マルクマスが、ソロ名義では実に18年振りとなるアルバム『Groove Denied』を<Matador>よりリリース!これまでの居心地の良いルーティンワークから自身をわざと切り離し、ひと休みすることで生まれたという本作は、『Sparkle Hard』がマルクマス流ギター・アルバムならば、新たな要素であるエレクトロニックなサウンドを大胆に取り入れたマルクマス流DIYエレクトロミュージックと位置付けられる1枚。初期の英・シンセポップ・バンドのヒューマン・リーグやカナダのメン・ウィズアウト・ハッツを連想させる先行シングル「Viktor Borgia」を収録したアルバムは、完全なEDMやヒップホップのボーカルとエレクトロニック・ビーツが組み合わさったものではなく、全曲が巧妙に歪んだメロディーと直球ではない歌詞をマルクマスが新たな挑戦により繋ぎ合わせた作品に完成。
発売・販売元 提供資料(2019/02/04)