昨年両A面7インチシングルとして発売された『don't hurt pride / Muzhhik』で描かれた、ウェルメイドなソング・ライティングとアレンジ、そして先鋭的な音作りがさらに深化。瑞々しさと円熟、アコースティックとエレクトロニクス、アナログとデジタルを美しく溶け合わせるような、王舟流ポップスの新たな局面にして真骨頂ともいえる全11曲を収録。
自身による練達のギター・プレイを軸としたフォーキーな詩情、これまでに増して豊かな表情を湛えたヴォーカル、そして既存ジャンルの常識から浮遊した奔放でいて精緻なビート・メイク。それらが完璧な調和のもとに融合し、所謂DTM時代たる現在のさらにその先、「ポップスのこれから」を静かに提示する大傑作アルバムの登場。
発売・販売元 提供資料(2019/03/29)
前作アルバム『PICTURE』発表後、MOCKYによるリミックスを収録した7インチシングル「Moebius」、イタリア録音となったBIOMAN(neco眠る)との共作インストアルバム『Villa Tereze』、そしCM音楽提供など様々な活動をおこなってきた王舟がついに3年ぶりのオリジナルアルバムをリリース。2018年両A面7インチシングルとして発売された「don't hurt pride / Muzhhik」で描かれた、ウェルメイドなソング・ライティングとアレンジ、そして先鋭的な音作りが更に深化。瑞々しさと円熟、アコースティックとエレクトロニクス、アナログとデジタルを美しく溶け合わせるような、王舟流ポップスの新たな局面にして真骨頂ともいえる全11曲となっている。 (C)RS
JMD(2019/03/29)
BIOMANとの共作盤を経て3年ぶりに送り出されるフル・アルバム。アコースティックな演奏とエレクトロニクスが溶け合い、奇妙なアンビエンスやベース・ミュージックばりの低音が立ち現れたりするサウンドがとにかく鮮烈だが、あくまで宅録的な人肌感を宿しているがゆえに、人懐っこく聴き手を包む。何よりも、ルーツ・ミュージックの滋味を吸収した美しいラインを描くソングライティングに胸を射抜かれっぱなし。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.427(2019年5月25日発行号)掲載)