ザ・バンドのロビー・ロバートソンの6年振りとなるソロ作。
ザ・バンド解散後、マーティン・スコセッシとの映画仕事やソロ作で活躍してきたロビー・ロバートソンの新作。そのスコセッシの新作「アイリッシュマン」や自身のドキュメンタリー映画からインスパイアを得て制作。ヴァン・モリソン参加の(1)からあのギターの音色とかすれ声にニヤリ。「かって兄弟だった」と歌われる(2)はザ・バンド解散への道のり~その後の再結成には一人だけ参加しなかったことを思うとジワリときます。最後のインストにはデレク・トラックス、ドイル・ブラムホール2世が参加! (C)吉祥寺店:狩野 卓永
タワーレコード(2019/09/27)
ロビー・ロバートソンの、2011年に発表された『ハウ・トゥ・ビカム・クレアヴォヤント』以来8年ぶり、6枚目となるアルバム。タイトルの『シネマティック』は、数十年間続けてきた映画のためのソングライティングや、彼のドラマティックな人生を指し示したもの。 (C)RS
JMD(2019/07/27)
スコセッシ監督作「アイリッシュマン」やロビー自身の自伝をもとにしたドキュメンタリー映画に触発された曲が並ぶ8年ぶりの新作。ダークでミステリアスな描写のノワールな世界が展開されるが、エレクトロニクスを散りばめた緊張感のあるサウンドが劇的な演出効果を上げ、不穏な空気を撒き散らす歌声の威力も相まって終始耳が離せない。ヴァン・モリソンとのデュエット"I Hear You Paint Houses"がベスト・トラック。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.432(2019年10月25日発行号)掲載)