全世界で今最もホットなアーティストの一人として世界中の注目を浴びる、ミレニアル世代のポップ・アイコン、デュア・リパ。 2019年度 グラミー賞において 主要部門 「最優秀新人賞」含む2部門にノミネートされ見事2部門に受賞。また、2019年度ブリット・アワードでは主要4部門でノミネートされ「最優秀ブリティッシュ・シングル賞」の受賞を果たした彼女だが、2017年にリリースしたデビュー・アルバム『デュア・リパ』が全世界累計400万枚のアルバム・セールスを突破、加えて4,000万回のシングル・セールスを記録し、Spotifyで史上最も再生された女性アーティストとして公式認定されるなど、いまや、UKミュージック・シーンを変える次世代最強ポップ・プリンセスとして音楽界だけでなく、ファッション界、サブカルチャー界からもアツい視線を集めている存在に!ブラック・ピンクにマーティン・ギャリックス、カルヴィン・ハリス、シルク・シティ、ショーン・ポールにアンドレア・ボチェッリまで幅広いアーティストとのコラボレーションを見ても彼女の人気ぶりが伺えるだろう。そんな彼女が待望のニュー・アルバムをリリースする。
2020年代の幕開けを飾るに相応しい、ニュー・アルバムのタイトルは『FUTURE NOSTALGIA/フューチャー・ノスタルジア』。そのアルバムに収録予定のリード・シングルが、現在世界中で大ヒット中の「Don't Start Now」。全世界で5億回以上のストリーミング数を記録し、オフィシャル・ミュージック・ビデオは1億再生回数を突破。ここ日本でも、週間 USEN HIT 洋楽 ランキング(2019年12月11日集計)で見事No.1を獲得するなど大きな話題を集めている。昨年の「2019 MTV EMA」の幕開けを飾った圧巻のパフォーマンスを記憶している人も多いだろう。
続けてリリースされたアルバムのタイトル・トラック「Future Nostalgia」。「LAのとある午後に、Jeff Bhaskerとコーヒーを飲みながら書いたの。プレイするのがとっても楽しくて、あまりシリアスになりすぎずにみんなに聴いてもらえる楽曲になっていると思うの」とデュア本人も語るこの曲は、モダンなビートにどこか懐かしいディスコ・サウンド風のコーラスを取り入れた、アルバムのタイトル、そしてその方向性を示唆する1曲になっているのかも知れない。
1月31日にリリースされたサード・シングル「Physical」からも、まだ全貌が明かされていない最新アルバムのサウンドの一端が感じ取れるだろう。80年代のシンセ・ポップやニューウェイヴを彷彿させるような、アナログ・シンセとダンスビートに、"Let's Get Physical"という80's世代にグッと刺さるフレーズ。そこにデュアのクールなヴォーカルが乗っかった、レトロ・フューチャー感たっぷりの刹那のキラー・チューンとなっている。ポイントにアニメーションを取り入れた、目くるめくダンスと鮮やかな色彩のセットが艶やかなミュージック・ビデオも注目だ。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2020/02/07)
間違いなく2020年最も期待されるポップス・アルバムの1枚になるであろうニュー・アルバムについてデュアはこのように語っている。「このアルバムでは、自分のコンフォート・ゾーンから抜け出して、自分の好きなクラシック・ポップ・ソングに寄り添いながらも、新鮮で自分のユニークさが際立つ楽曲を作りたいと思っていたの。グウェン·ステファニーから、マドンナ、ブロンディー、そしてアウトキャストまで、沢山のアーティストにインスパイアされていると思う」 さらに彼女はこうも続ける。 「バンドと一緒にずっとツアーを共にしていたから、今作『フューチャー・ノスタルジア』は、モダン・エレクトロなプロダクションをミックスしながらも、よりライヴ的な要素が入っているわ。成長するにつれ、徐々にだけど私の音楽スタイルも自然に成熟してきたと思う。でも私は、ファースト・アルバムと同じポップな感覚であり続けたい。ラスベガスのラジオ・ショウへ出演する為の道中で、新作アルバムの方向性などについて思いを巡らせていたんだけど。そのときに私は、<ノスタルジック>ではあるけれども、フレッシュで、フューチャリスティック(未来)的な何かを生み出したいってことに気付いたの」
カッティング・エッジなファッションに、同世代の女性たちを中心に圧倒的な共感と支持を集めている"イケメン女子"な歌詞。エレクトロ・ダンス・ポップの音楽性とともに、その仕事とプライベートを楽しみながら両立させている最高に魅力的な"アルファ・ウーマン"的存在感も彼女の大きな魅力だ。ノスタルジックで未来的、すなわち無限にタイムレスなサウンドで2020年代ポップ・シーンの最先端に立つデュア・リパ。ミュージック・シーンの未来を変えるであろう1枚『FUTURE NOSTALGIA』――この新たな時代を代表するポップス・アルバムの登場だ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2020/02/07)
処女作『Dua Lipa』(2017年)から"New Rules"が全英1位を記録して以降も、シルク・シティの"Electricity"やカルヴィン・ハリスとの"One Kiss"など寸断なくヒットが連発され、一躍UKを代表するホットな存在となったデュア・リパ。そんな勢いのまま登場したこの2作目だが、ファンキーなディスコ"Don't Start Now"、オリヴィア・ニュートン・ジョンを匂わせる"Physical"、インエクセス"Need You Tonight"を引用した"Break My Heart"という先行ヒットからも彼女の意図は明快だろう。手の合うイアン・カークパトリックに加え、スチュワート・プライスやジェフ・バスカーも起用。80年代風の懐かしい未来をキャッチーに示した、間違いなく2020年を代表するポップ・アルバム。そうじゃなくても単純に楽曲が粒揃いだ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.438(2020年4月25日発行号)掲載)