超本格的なサバス・ジャズカバー。
リック・ウェイクマンの息子で、ブラック・サバスやオジー・オズボーン・バンドでキーボードやギターをプレイしていたアダム・ウェイクマンによる覆面プロジェクト。バンド名の通りブラック・サバスの名曲をジャズ・アレンジでカバーしたアルバムで、ブラック・サバスと同じく1970年2月13日にアルバムをリリースする計画だったが、彼らに楽曲を盗まれた・・・という設定。「iron man」のリフもこちらが盗作されたという風にも聴こえる見事な溶け込み具合。演奏も企画らしからぬ本格的で痛快!
(C)梅田大阪マルビル店:松島 友裕
タワーレコード(2020/05/29)
ジャズ・サバスは、ブラック・サバスと同じく1970年2月13日にアルバムをリリースする計画だったという設定のバンド。中心人物とされるミルトン・キーンズは、実はリック・ウェイクマンの息子で、ブラック・サバスやオジー・オズボーン・バンドでキーボードやギターをプレイしていたアダム・ウェイクマン。
その彼の覆面プロジェクトであるジャズ・サバスがセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース。設定ではブラック・サバスが彼らの曲を盗んでメタル・ヴァージョンをリリースしたと主張しています。
プレスリリースによると1968年に結成されたジャズ・サバスは、当時イギリスの新しいジャズ・ムーブメントの最前線にいると考えられていたという。彼らは1970年2月13日に、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース予定だったが、バンドのリーダーであるピアニストのミルトン・キーンが心臓発作で入院したため、そのリリースはキャンセルとなった。
そしてミルトンが1970年9月に退院した際、ブラック・サバスと呼ばれるバーミンガムのバンドが、彼の楽曲のヘヴィ・メタルといわれるヴァージョンを含む2枚のアルバムをリリースしていることを知るが、ジャズ・サバスのアルバムは、1970年6月に倉庫が火災になりすべて破壊され、僅かなライヴ・パフォーマンスのブートレッグテープが、ジャズ・サバスの存在を証明するだけになってしまった。
火災で失われたと思われていたマスターテープは2019年発見され、ジャズ・サバスの楽曲は遂に日の目に。何百万人もの人々が崇拝するヘヴィメタル・バンドは、実際には、寝たきりの入院をしている天才から音楽を盗み出した、音楽的ペテン師だということを証明している。
発売・販売元 提供資料(2020/03/12)
という設定で中心人物はリック・ウェイクマンの息子アダム
そして、わざわざドキュメンタリー映像も作るという
超本格的なサバス・ジャズカバー。
演奏、アレンジも含め非の打ち所がないカバーです。
アイアンマンの奇想天外な展開もジャズアレンジでもしっかり雰囲気でてます。