前作オリジナル・アルバム『ジョアン』から約3年半。全世界で大ヒットした『アリー/ スター誕生 サウンドトラック」を経て、"レディー・ガガ"名義としては6枚目となるオリジナル・アルバム!
アルバムからの1stシングル「Stupid Love / ステューピッド・ラヴ」は、世界60の国と地域のiTunesシングル・チャートで1位を獲得!iPhone 11 Proで撮影された同曲のミュージック・ビデオも大きな話題に。
今作は、レディー・ガガの代名詞であるダンス・ポップなアルバム。原点回帰する一方で、アリアナ・グランデやエルトン・ジョン、BLACKPINKなど年齢・性別・国籍を問わない幅広いコラボ曲も収録!
発売・販売元 提供資料(2020/03/05)
レディー・ガガのニュー・アルバム『Chromatica』は最高だ。前作『Joanne』(2016年)ではカントリーを採り入れたりと、アメリカのルーツ・ミュージックと向き合ってきた近年の方向性とは違うサウンドが鳴っている。疾走感溢れるジャングル・ビートが突如鳴り響くエルトン・ジョンとの"Sine From Above"、初期のダフト・パンクやスターダストあたりのフレンチ・ハウスを想起させる"Rain On Me"(アリアナ・グランデが客演)など、私たちを奮い立たせ、踊らせるダンス・ナンバーばかりだ。女性讃歌の"Free Woman"を筆頭に、歌詞も聴きどころが多い。筆者のお気に入りは"Sour Candy"だ。BLACKPINKとコラボしたこの曲には、〈女性らしさ〉を求める人たちへの皮肉が滲む。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.439(2020年6月25日発行号)掲載)