ジョニ・ミッチェルの名作『COURT AND SPARK』や兄ジミー・ウェッブの諸作品でバックを務めていたシンガー・ソングライターのスーザン・ウェッブの唯一作が紙ジャケット仕様にてCD化!!
(オリジナル・リリース/1975年 Anchor Records)
ギターにフレッド・タケット、ジェシ・エド・デイヴィス、ディーン・パークス、ジェイ・グレイドン、アルバート・リー、ドラムにジェフ・ポーカロ、ジム・ゴードン、ジム・ケルトナー、ベースにジョー・オズボーン、ポール・ストールワース、それにハーブ・ペダーソン、シンガーのクライディ・キングらがクレジットされている。そのラインナップで分かるように、60年代から活躍してきた、いわゆるレッキング・クルーの一派から、70年代後半のAOR期に活躍するミュージシャンたちへ橋渡ししていくような陣容だ。収録の大半をカヴァー曲が占めるように、スーザンのヴォーカルや澄んだ声質、そしてそれを最大限に生かすバンド・アンサンブルに主眼が置かれ、楽曲自体のポテンシャル、シンガーの個性やアーティスト・パワーに頼った作品ではない。言い換えれば、如何にも70年代中盤の作らしい、様々な音楽要素が綯い交ぜになった男が特徴。弾き語りベースのシンガー・ソングライターがジャズやソウルの意匠を纏ってソフィスティケイションを高め、表現の幅を広げていく。そういうプロセスにある作品である。ラスト2曲が組曲風になっているように、ジミーによるアレンジ&プロデュースでアルバムとしての完成度を高めながら、その一方で100%構築されたものではなく、スーザン自身が持つぬくもり感や愛くるしさをフワリと伝える、そうしたマイルドなプレAOR感覚が、このアルバムのキモだろう。(金澤寿和 / CDライナー・ノーツより)
発売・販売元 提供資料(2022/08/24)
名コンポーザー/SSW ジミー・ウェッブの妹、スーザン・ウェッブの唯一のソロ作。可憐!
「ビートでジャンプ」、「恋はフェニックス」等のコンポーザーとしても知られる名SSW、ジミー・ウェッブの妹、スーザン・ウェッブのソロ作がようやくCD化。ジミー・ウェッブの諸作等への参加を経て75年に発表。ジェシ・エド・デイヴィス(g)、フレッド・タケット(g)、ジェフ・ポーカロ(dr)、ジム・ゴードン(dr)、ジム・ケルトナー(dr)など豪華メンツに加え、兄ジミー・ウェッブがアレンジャーとして全面参加。スワンプ風味な(3)(ジェシ・ウィンチェスター作)、可憐な歌声にマッチした(4)(ジョニ・ミッチェル作)、ジャズ・スタンダードのカヴァー(11)に加え、軽快なオリジナル(6)が良い感じです。ともかく瑞々しく凛とした歌声が素敵な1枚です。
(C)吉祥寺店:狩野 卓永
タワーレコード(2020/05/29)
ジョニ・ミッチェルの名作『COURT AND SPARK』や兄ジミー・ウェッブの諸作品でバックを務めていたシンガー・ソングライターのスーザン・ウェッブの唯一作が紙ジャケット仕様にてCD化! (C)RS
JMD(2020/04/17)