インディーロックからの影響を感じさせる8作目
全米チャート8週1位を記録した8作目。プロデューサーにアーロン・デスナー(ザ・ナショナル)、ジャック・アントノフを迎えた本作は、オーケストラルなアレンジが施された(9)を筆頭に、ボン・イヴェールがゲスト参加した(4)などを収録。従来の楽曲群と比べて異色度が高い1枚。(2020年作品)
タワーレコード(2024/06/26)
空想と過去、そして記憶の中へ。
あふれ出る思いつき、夢、不安、物思いを紡いだ8枚目のオリジナル・アルバム!
全米・全英チャート1位を獲得した前作『ラヴァー』から1年も待たずにサプライズ・リリースされた最新アルバム。この緊急リリースにテイラーは、"この夏に私が計画していたほとんどの事は、結局のところ実現しなかった。でも、計画していなかった事ができた。それがこの8枚目のスタジオ・アルバム『フォークロア』。今年までは新しい音楽をリリースする完璧なタイミングを考えすぎていたと思う。でも、私たちが生きているこの時代は何も保証されていないんだ、とあらためて思い知らされた今、自分が好きな作品を作り出せたのなら、とにかく世に送り出してしまおうと心の底から思えた"とコメントしている。
プロデューサーにアーロン・デスナー(ザ・ナショナル)、ジャック・アントノフを迎え、ボン・イヴェールもゲスト参加している。
最新シングル「カーディガン」収録。「カーディガン」のミュージック・ビデオは、医療検査官の指導の下で全員マスク着用、ソーシャル・ディスタンスを守り、テイラー自身も自分でヘアメイク、スタイリングを行って撮影された。
発売・販売元 提供資料(2020/08/06)
空想と過去、そして記憶の中へ。あふれ出る思いつき、夢、不安、物思いを紡いだ8枚目のオリジナル・アルバム!プロデューサーにアーロン・デスナー(ザ・ナショナル)、ジャック・アントノフを迎え、ボン・イヴェールもゲスト参加している。最新シングル「カーディガン」収録。 (C)RS
JMD(2020/08/01)
サプライズ・リリースされたテイラー・スウィフトの最新アルバムがフィジカル化。サプライズという手法自体は珍しいものではないが、これまでのアートワークとは趣が異なるモノクロのジャケットなど、テイラーの新しいモードを感じさせるインパクトはあった。それはサウンドにおいても同様だ。オーケストラルなアレンジが施された"This Is Me Trying"を筆頭に、従来の楽曲群と比べて異色度が高い曲を収めている。アンビエントの要素も見い出せるフォーキーな作風、さらにジャスティン・ヴァーノンが参加していることもあり、ケイヴ・シンガーズ、ブラインド・パイロット、グレイト・レイク・スイマーズといった2000年代半ばからフォークを更新してきた者たちが脳裏に浮かぶ内容だ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.441(2020年8月25日発行号)掲載)