名作『夢のような家で、君と』を彷彿させるようなストリングス・アンサンブル志向の最新作。自伝的な内容のアルバムで、より深みと甘さを増したジョー・バルビエリの最新作。
2020年はBS-TBSの人気番組「あなたの知らないイタリアで」にも出演し、大きな反響を集めたジョー・バルビエリ。ビリー・ホリデイに捧げたクワイエット・ジャズ・サウンド作『ディア・ビリー』から、2年ぶりの最新オリジナル・アルバムがリリース決定。コロナ禍で自分の人生を見つめなおした結果、ここ数年のジャズに特化した音から、かつての名作『素直な気持ちで』、『夢のような家で、君と』や『静かに、息をするように』のような音に回帰した温かなイタリアン・シネマ調サウンドはこのうえなく甘美。
前作にも参加したイタリアン・ジャズ・シーンの実力者であるピエートロ・ルッス(p)、ルーカ・ブルガレッリ(b)、さらにゲストとしてファブリッツィオ・ボッソ(tp)他も参加。弦楽器とソフトな木管楽器は、名門コッリ・モレンシ・オーケストラ、シャズ~クラシックを横断するオンダ・ヌエベ弦楽五重奏団、ダバブッジ・クラリネット五重奏団といった、イタリアの粋を極めつくした楽団が曲ごとに彩りを加える。
発売・販売元 提供資料(2021/02/16)
2020年はBS-TBSの人気番組『あなたの知らないイタリアで』にも出演し、大きな反響を集めたジョー・バルビエリ。ビリー・ホリデイに捧げたクワイエット・ジャズ・サウンド作『ディア・ビリー』から、2年ぶりの最新オリジナル・アルバムがリリース決定。コロナ禍で自分の人生を見つめなおした結果、ここ数年のジャズに特化した音から、かつての名作『素直な気持ちで』、『夢のような家で、君と』や『静かに、息をするように』のような音に回帰した温かなイタリアン・シネマ調サウンドはこのうえなく甘美。前作にも参加したイタリアン・ジャズ・シーンの実力者であるピエートロ・ルッス(p)、ルーカ・ブルガレッリ(b)、さらにゲストとしてファブリッツィオ・ボッソ(tp)他も参加。弦楽器とソフトな木管楽器は、名門コッリ・モレンシ・オーケストラ、シャズ~クラシックを横断するオンダ・ヌエベ弦楽五重奏団、ダバブッジ・クラリネット五重奏団といった、イタリアの粋を極めつくした楽団が曲ごとに彩りを加える。 (C)RS
JMD(2021/02/16)
ロマンティックで甘美な響きのサウンド、そして囁くような深みのある低音ヴォイス。イタリアのSSWジョー・バルビエリ2年年振りとなる新作は、そんな彼のキャリア集大成とも言える素晴らしい内容だ。収録されている楽曲は2020年に制作されたもので、コロナ禍において自身を見つめ直しながら書かれたとのこと。交響曲にのめり込んでいたことが関係してか、曲によってオーケストラや弦楽四重奏団、クラリネット四重奏団が参加したシンフォニックなサウンドは、まるで自身の自伝映画のサウンドトラックかのよう。イタリアのジャズ・シーンの実力者たちによる隙のないアンサンブルも聴きどころ。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.151(2021年4月20日発行号)掲載)