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在庫わずか| フォーマット | SACDハイブリッド |
| 発売日 | 2021年03月17日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Berlin Classics × TOWER RECORDS |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 0301779BC |
| SKU | 885470017792 |
2023年1月7日、当CDの指揮者、ジークフリート・クルツ氏が故郷ドレスデンで亡くなりました。92歳でした。クルツ氏は1930年7月18日、ドレスデン生まれ。ドレスデン音楽大学で学び、ドレスデン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督、首席指揮者などを歴任した旧東ドイツを代表する指揮者でした。1973年にシュターツカペレ・ドレスデンとともに初来日。1978年には再来日し、1981年のドレスデン国立歌劇場引っ越し公演で《ばらの騎士》《魔弾の射手》を指揮。1987年のベルリン国立歌劇場引っ越し公演では《後宮からの逃走》《サロメ》を指揮しました。録音は旧東ドイツのエテルナ・レーベルに残しており、このシュターツカペレ・ドレスデンとのチャイコフスキーの交響曲第5番が代表盤として知られています。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
構成数 : 1枚
エディション : Remaster
【曲目】
1. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
2. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
【演奏者】
シュターツカペレ・ドレスデン
ジークフリート・クルツ(指揮) (1)
クルト・ザンデルリング(指揮) (2)
【録音】
1978年1月25-26,28-29日(1)
1960年12月12-15日(2)
ドレスデン、ルカ協会
【Original Recordings】
Musikregie:Heinz Wegner(1)
Musikregie:Dieter-Gerbardt Worn(2)
Tonregie: Horst Kunze(1)
Claus Struben(2)
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
<マスタリング詳細>
マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様。ステレオ録音
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2021年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも使用)
※ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林直哉氏の解説付)。解説書英文仕様、解説書内にオリジナル・アナログ・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載
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チャイコフスキーの5番の名演は、例えばロシア勢のように不運を力づくで捻じ伏せるような演奏や、あるいはヨーロッパ勢のように甘美なメロディを殊の外強調するような演奏が多いと思う。
ではこのクルツ盤はどうかと言えば、力で攻めることもなければ甘く媚びることもない。ならば個性的でないかと言えば全く違っていて、とにかくオケの美質がこれでもかと言わんばかりに発揮されている。
重心は低いのに重怠くならず、温もりがある。分厚い弦やふくよかな管は円やかでコクがある。音の運び自体、デフォルメを避けてあくまでシンフォニックだ。
各奏者の名技も光る。第2楽章のペーター・ダムと思しきホルンの何と美しいことか! また、要所要所でペーター・ゾンダーマンのティンパニが尽くバシバシ決まるさまも快感ですらある。こうした名技性が、単なる技巧の御披露目にならず、曲想にいちいち嵌まるから凄い。
チャイコフスキーを通じて、オケの素晴らしさに酔い痴れたい人には、この上ない名盤となるだろう。文句なしの星5つ!