これが未来のプログレッシヴ・メタル!
個性的なバンドを続々輩出するデンマークのプログレッシヴ・メタル・アクト、ヴォラによる通算3作目。ヘヴィなパートと浮遊感に満ちたエレクトロ・パートを行き交う複雑な楽曲展開、そしてクリーンな歌声に導かれる美しいメロディ・ラインが一体となった広がりのあるサウンドはまさに唯一無二。同郷のディジー・ミズ・リジーの近作が好きな方にもオススメの一枚。
(C)商品本部:加藤 知也
タワーレコード(2021/06/11)
緻密かつ複雑に重ねられたサウンドと澱みのない透明感にも似た音空間が、今すべてを包み込んでいく… 70年代プログ・ロックとモダン・プログレッシヴ・メタルとを融合させ、ロックというジャンルの境界線を押し広げる才能、ヴォラ。重量級のリフと複雑なグルーヴ、そして浮遊感を感じさせるエレクトロ・サウンドと深みを感じさせるヴォーカル・ワークで、壮大かつ緻密なサウンドスケープを構築する彼らが、前作より約3年振りとなる最新作を完成させた! これが未来のプログ・メタルの姿なのかもしれない…。
70年代プログ・サウンドとDjent的なエッジ、そしてクリーンな歌声で奏でられるメロディ・ライン…、70年代プログ・ロックとモダン・プログレッシヴ・メタルとを融合させ、ロックというジャンルの境界線を押し広げる新たなる才能…、それが、デンマークが産んだオルタナティヴ・プログレッシヴ・メタル・アクト、ヴォラだ。
強靱なヘヴィ・パートと複雑怪奇なリズム展開、エレクトロ・パートが生み出す浮遊感に満ちた空間系サウンド、そしてクリーン・トーンで暖かみすら感じさせる美しいヴォーカル・ワーク…。メロウなパートとヘヴィなパートを自由自在に行き交いながら独自のサウンドスケープを展開していく彼らは、70年代のプログ・ロックからエレクトロニック、アンビエントからディストーテッド・メタルといった幅広いジャンルを一つに紡ぎあげ、圧巻の展開と演奏力で聴かせる、唯一無二のサウンドを鳴らすバンドなのだ。
2015年のデビュー作『INMAZES』ではヘヴィネスに重点を置いたプログ・メタルを展開、続く2018年のセカンド『APPLAUSE OF A DISTANT CROWD』ではエレクトロの要素をさらに強くし、アンヴィエントで広がりのあるサウンドを展開していった彼ら。複雑に絡み合う全ての音が様々な方向に広がりを見せていく、まさに独自の音世界を構築する彼らが、その双方向に広がる音のベクトルをさらに羽ばたかせ、よりシネマティックな響きを伝える通算3作目となる最新作『WITNESS』を完成させた!(1/2)
発売・販売元 提供資料(2021/03/19)
この『WITNESS』は、バンドのセルフ・プロデュースという形で制作されており、ミックスにはヴォルビートやアマランスらとの仕事でも知られるグラミー賞ノミネート歴を持つ名手、ヤコブ・ハンセンを起用、ヴォラというバンドが持つ無機質的な側面と温もりに満ちた側面をより際立たせ、ハイファイ感に満ちたサウンドをたっぷりと聴かせてくれる作品に仕上がっている。
昨年11月に公開された新曲「Head Mounted Sideways」は、フューチャリスティックで不穏なヴォーカル・ワークから広がりのあるクリア・パートへと展開、まるで物語を読んでいるような起伏に富んだ楽曲だ。続いて公開された「Straight Lines」では何かに追いかけられるような焦燥感と、その先にある光を感じさせる解放感が同居するサウンドを聴かせてくれ、先日公開されたばかりの「24 Light-Years」はアンビエントなサウンドに緻密かつ複雑なグルーヴが絡み合っていく彼らの真骨頂ともいえる世界観を構築しており、ヴォラというバンドが持つ計り知れない創造性と技巧性をたっぷりと堪能させてくれている。
クラシック・プログ・ロック・ファン、そしてモダン・プログ・メタル・ファンはもちろんのこと、全てのロック・ファンを虜にする魅力に満ちたデンマークが生んだ稀有の存在、ヴォラ。彼らが鳴らすサウンドは、過去、現在、そしてこれから続いていく未来、その全てを独自の世界観で見事に描いていくのだ。彼らの描く世界にはまり込んだら最後、その魅力からはもう逃れることは出来ない…、そんな強力な説得力と抗えぬ温かみに満ちた彼らのサウンドは、「ジャンル」という定義を遥かに超えて世界に響いていくのだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2021/03/19)