大友克洋、江口寿史、北久保弘之のタッグによって製作された傑作SFアニメーション映画『老人Z』。1991年9月に公開され、その年の毎日映画コンクールでアニメーション映画賞を受賞するなど高い評価を受け、現在でも国内外で根強い人気を誇る同映画の公開から今年30周年となるのを記念して、現在廃盤で入手困難となっているサウンドトラック盤を最新リマスタリング/高品質Blu-spec CD2仕様で再発売。音楽担当はチャクラ、キリング・タイム等の個性派バンドを率いてきた奇才・板倉文。インダストリアル・テクノ、エスニック、現代音楽等、多様な要素を含んだ劇伴に時に大胆な加工・編集を施したサントラ盤は映画から独立した魅力を放っている。エンディングの主題歌を歌うのはチャクラ時代からの盟友・小川美潮。付属ブックレットには大友克洋/江口寿史/北久保弘之/板倉文の最新インタビューを掲載し、資料的価値も極めて高い『老人Z』フリーク必携の決定盤! (C)RS
JMD(2021/03/04)
大友克洋×江口寿史の傑作SFアニメ映画サントラ盤、リマスターCD再発!
大友克洋(原作・脚本・メカニックデザイン)、江口寿史(キャラクター原案)、北久保弘之(監督)のタッグによって製作された傑作SFアニメーション映画『老人Z』。1991年9月に公開され、その年の毎日映画コンクールでアニメーション映画賞を受賞するなど高い評価を受け、現在でも国内外で根強い人気を誇る同映画の公開から今年30周年となるのを記念して、現在廃盤で入手困難となっているサウンドトラック盤を最新リマスタリング/高品質Blu-spec CD2仕様で再発売。
音楽担当はチャクラ、キリング・タイム等の個性派バンドを率いてきた奇才・板倉文。インダストリアル・テクノ、エスニック、現代音楽等、多様な要素を含んだ劇伴に時に大胆な加工・編集を施したサントラ盤は映画から独立した魅力を放っている。エンディングの主題歌を歌うのはチャクラ時代からの盟友・小川美潮。付属ブックレットには大友克洋/江口寿史/北久保弘之/板倉文の最新インタビューを掲載し、資料的価値も極めて高い『老人Z』フリーク必携の決定盤!
発売・販売元 提供資料(2021/03/03)
《老人Z》は、1991年に大友克洋、江口寿史、北久保弘之のコラボによって製作されたSFアニメ。老人介護のオートメ化を計る政府の施策に、軍用プログラムがこっそり仕込まれた介護ロボが採用されるが、ロボは暴走し、介護老人、介護士が暴走に巻き込まれる。科学者の想像するユートピーアが、現実世界ではロジックを超え、ロジック故に暴走しデストピア化するという大友作品ならではのストーリーだが、インダストリアルでクールな世界観とホットな下町人情が交差してロマンチックな詩情が漂う。板倉文のハイブリッドで、詩情豊かなテクノ音楽が、このふたつの情緒を巧みに伴奏する名作がアナログ盤とリマスターCDで蘇る。
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.151(2021年4月20日発行号)掲載)