1981年にロンドンで結成し、1986年にアルバム『PLEASE』でデビューして以降、常に時代の先端を突き進みながらその時代の「音」を作り上げてきた、ポップの錬金術師、ペット・ショップ・ボーイズ。Neil TennantとChris Loweの二人が発表してきた作品の総売上枚数は5,000万枚を超え、全英TOP10シングル・チャートに22曲を送り込み、UKの音楽業界において最も成功したデュオとしてギネスブックにも認定、3度のBrit Awardや6度のGrammy Awardノミネートを記録、そして数多くのプラチナム/ゴールド・ディスクを獲得しており、音楽業界の中心で時代を作り上げ牽引する最強の現役エレクトロ・ポップ・デュオだ。
1994年に行われた「DISCOVERY TOUR」での、シンガポール、オーストラリア、そしてラテン・アメリカへと続く1994年ツアーの後半の日程の中から、彼らにとって初のブラジル公演となったリオでのパフォーマンスの模様を収録したライヴ作品、『DISCOVERY (LIVE IN RIO)』が、今回2CD+DVDというパッケージでリリースされる。このライヴ作品は当時VHSのみでリリースされていたもので、今やクラシックともいえるこの素晴らしいライヴ・コンサートの模様をDVDで初めて追体験でき、またCDで音源だけを初めて楽しむことが出来る、まさにファン待望の作品。
1994年12月、地元TV局のクルーとともに、ブラジルのディレクター、Roberto Berlinerが撮影したこのライヴ作品は、初めてPET SHOP BOYSのライヴを体験する熱狂的なリオのオーディエンスの前で繰り広げられた目くるめくPSBショウを収録したもの。「West End Girls」や「Suburbia」、「Being Boring」、「Go West」、「Rent」そして「Always On My Mind」といったクラシック・ヒット曲はもちろん、「One In A Million / Mr. Vain」や「Left To My Own Devices / Rhythm Of The Night」といった、ペット・ショップ・ボーイズの曲を並列して披露するといった驚くべき演出も行われ、ファンを魅了していった。ブラーの「Girls And Boys」のカヴァーも、このスペクタクルな一夜のハイライトの一つだと言えるだろう。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2021/03/09)
このツアーは、それまで彼らが行ってきたツアーとは異なるテイストを持つものだった。『VERY』とリミックス・アルバム『DISCO 2』を発表した彼らは、今回のツアーを2時間のアップリフティングなパーティのヴァイブをもつセットにしようと考えていたという。4人のダンサーとバック・シンガー、そして2人のラテン・パーカッション奏者を従えたステージで、それまでとは異なるペット・ショップ・ボーイズの姿をファンに披露している。
「このツアーではより自由奔放な感じになれたよ。ひたすらパーティしてたんだ。しっかりリハーサルを行って細部まで組み立てていくようなものではなかったからね。ある意味とてもロックンロール的な自由さがあったと思う。自分自身を自由の表現するのさ、そう、服を脱ぎ棄ててしまうくらいにね」 ─ クリス・ロウ
「それまではよりシアトリカルなステージで、ファンに楽しんでもらうようなものが多かったね。でもこの時は、ファンと一緒にステージを楽しんでたよ」 ─ ニール・テナント
この2CD+DVD仕様の『DISCOVERY (LIVE IN RIO)』には、ツアー時の数多くの写真やツアーのリハーサル時に行われたクリス・ヒースとのインタビューや、ニール・テナントによるツアー・ダイアリーなどを掲載した新装ブックレットが封入されている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2021/03/09)
1995年にVHSとレーザーディスクでリリースされた貴重な作品。「ウエスト・エンド・ガールズ」、「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」、「ゴーウェスト」などのヒット曲等を収録。 (C)RS
JMD(2021/03/03)