55年もの歴史を持つ世界最大級の音楽フェス、モントルー・ジャズ・フェスティバル。その創立者である故クロード・ノブズの膨大かつ豊富なコレクションの中から貴重な音源を紐解く「THE MONTREUX YEARS」シリーズ。音楽史にその名を刻むアイコンたちによる、歴史的/音楽的にも非常に重要なパフォーマンスを収録するこのシリーズ第一弾となる、パワフルでありながら心に訴えかけてくる圧倒的な歌唱力を持つソウル/R&B界の大御所にして偉大なる女性シンガー、エタ・ジェイムスの圧巻のパフォーマンスを収録したライヴ・アルバム『ETTA JAMES: THE MONTREUX YEARS』がアナログ盤でも登場!
1967年にスタートし、今年で55回目の開催を数える世界最大級の音楽フェス、モントルー・ジャズ・フェスティバル。音楽史を彩る数多くのアイコニックなアーティスト達が出演し、歴史に残る名演を繰り広げてきたこのフェスティバルは、創始者のクロード・ノブズの固い信念のもと、5,000公演を超えるパフォーマンスの模様が音と映像で収録されており、Montreux Soundsという膨大かつ貴重なコレクションとして保管されている。数々のアーティストがその模様を自身のライヴ・アルバムとして発表してきたのだが、今もなお非常に貴重な音源の数々がのこされており、その歴史的価値は非常に高く、2013年にはこのMontreux Soundsがユネスコにも認定されている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2021/04/23)
今回、モントルー・ジャズ・フェスティバルとBMGがタッグを組み、このMontreux Soundsにある膨大なコレクションを紐解く『THE MONTREUX YEARS』というシリーズをスタートさせることとなった。このシリーズは、世界的なアーティストの伝説的パフォーマンスを現代に蘇らせるだけでなく、55年もの豊かな歴史を持つこのフェスティバルで収録されていた貴重な未発表音源もふんだんに収録、さらに書き下ろしのライナーノーツや未発表写真などを掲載したブックレットもついた、音楽史においても非常に重要な意味を持つシリーズとなる。マスタリングを担当するのは、ロンドンにあるMetropolis StudiosのTony Cousinsだ。
『THE MONTREUX YEARS』シリーズの第一弾として今回発売されるのが、この『NINA SIMONE: THE MONTREUX YEARS』と『ETTA JAMES: THE MONTREUX YEARS』の2作品。共に2CDと2LPという2形態でのリリースとなり、モントルー・ジャズ・フェスティバルに何度も出演したパフォーマンスの中から、未発表音源を含む厳選されたライヴ・レコーディングがたっぷりと収録されている。
『ETTA JAMES: THE MONTREUX YEARS』は、時代を超えたクラシックな楽曲と力強く興奮に満ちたパフォーマンス、そして偉大なる女性ヴォーカリストの生々しいパフォーマンスを収録した、まさに驚くべき埋蔵品とも言うべき作品だ。彼女がモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演した1977年、1978年、1989年、1990年、そして1993年のコンサートの中から厳選された音源を収録したこの作品は、彼女の音楽的旅路、そして彼女の驚異的なキャリアをじっくりと堪能することができるアルバムだ。
エタ・ジェイムスに初めての成功を与えることとなった、時代を超えた名曲「Something's Got A Hold On Me」を始め、「At Last」~「Trust In Me」~「Sunday Kind of Love」といった60年代のハイライトとも言うべき楽曲を網羅したメドレーや、生々しくエモーショナルな「I'd Rather Go Blind」、ソウルフルなホーンが楽曲を牽引する「Tell Mama」といった楽曲を収録したこの『ETTA JAMES: THE MONTREUX YEARS』。彼女の圧倒的なパフォーマンスをたっぷり収録したこのコレクションの最後を飾るのは、1979年のコンサートのアンコールで披露した、ジミー・リードへの敬意を表した「Baby What You Want Me To Do」だ。
1975年の第9回目のモントルー・ジャズ・フェスティバルは、エタ・ジェイムスのヨーロッパにおける初めてのコンサートとなっただけでなく、音楽史においても非常に重要な瞬間だった。この2枚組CDエディションには、1975年7月11にモントルー・カジノで行われた記念碑的コンサートの模様がDisc 2に収録されている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2021/04/23)