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commmons: schola vol.18 ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)

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フォーマット 書籍
発売日 2021年07月26日
国内/輸入 国内
出版社アルテスパブリッシング
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784865592320
ページ数 200
判型 四六変

構成数 : 1枚

◎プレイリスト曲目 Spotify|Apple Music
[1] アンリ・デュティユー〈ピアノ・ソナタ〉第1楽章
ジョン・チェン(p)
[2] J. S. バッハ〈神の時こそいと良き時〉BWV106第1曲「ソナティナ」
マルタ・クルターグ、ジェルジ・クルターグ(p)
[3] フレデリック・ショパン〈バラード第2番ヘ長調作品38〉
マウリツィオ・ポリーニ(p)
[4] ヨハネス・ブラームス〈間奏曲 変ホ長調 作品117-1〉
グレン・グールド(p)
[5] ヨハネス・ブラームス〈間奏曲 変ロ短調 作品117-2〉
グレン・グールド(p)
[6] ヨハネス・ブラームス〈間奏曲 イ長調 作品118-2〉
グレン・グールド(p)
[7] フランツ・リスト〈エステ荘の噴水〉
ダグ・アシャツ(p)
[8] ドメニコ・スカルラッティ〈ソナタ ロ短調 K.87〉
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(p)
[9] クロード・ドビュッシー〈雪の上の足跡〉、《前奏曲集》第1集より
A. B. ミケランジェリ(p)
[10] フレデリック・ショパン〈幻想曲ヘ短調 Op. 49〉
ヴラド・ペルルミュテール(p)
[11] モーリス・ラヴェル〈ソナチネ嬰ヘ短調 M. 40〉第1楽章
ヴラド・ペルルミュテール(p)
[12]W. A. モーツァルト〈ピアノ・ソナタ第10番ハ長調Kv.330〉
クリスティアン・ベザイデンホウト(p)
[13]L. v. ベートーヴェン
〈ピアノ・ソナタ第29番Op.106「ハンマークラヴィーア」〉第1楽章
ヴィルヘルム・バックハウス(p)
[14]L. v. ベートーヴェン
〈ピアノ協奏曲第3番〉第1楽章
ヴィルヘルム・バックハウス(p)カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[15]ビル・エヴァンス〈ピース・ピース〉
[16]スティーヴ・ライヒ〈ピアノ・フェーズ〉
[17]坂本龍一〈Solitude〉、『トニー滝谷 オリジナルサウンドトラック』より
[18]大貫妙子・坂本龍一〈夏色の服〉、『UTAU』より
[19]坂本龍一〈andata〉、『async』より

  1. 1.[書籍]

坂本龍一「音楽の学校(=schola)」、リニューアル第1弾!!
プレイリストで楽しむ書籍として再始動。
ピアノ成立史のミステリーを追って、楽器と音楽の長い旅をたどる──

2008年にVol.1『J. S. バッハ』でスタートし、2018年『ロマン派音楽』まで17巻(CDと本)を刊行してきた、坂本龍一監修のユニークな音楽全集〈音楽の学校=コモンズ・スコラ〉。このVol.18から、プレイリストで音楽を聴きながら読む書籍として生まれ変わります。
リニューアル第1弾のテーマは、坂本龍一がもっとも長く深く付き合ってきた楽器、ピアノ。だれにでも正確で大きな音が出すことができて、「楽器の王様」とも呼ばれるピアノは、ギターと並んで世界的にもっともポピュラーな楽器です。
私たちが慣れ親しんでいるタイプのピアノは、約300年ほど前、18世紀初頭のイタリアでクリストーフォリが作った楽器が元祖とされます。では多くの弦とハンマーアクションを備えた鍵盤を押して音を出す、というピアノの基本的な仕組みは、いったいいつ、どのようにできあがったのでしょうか? ピアノが生まれるまでの歴史をたどっていくと、意外なほど多くの謎に包まれていることが分かってきます。
本書では、紀元前のローマ、ギリシャやイスラム世界まで視野を広げて、そのピアノ成立史のミステリーに挑むとともに、工業化の粋を極めたピアノという楽器とその音楽の本質を多彩な視点から縦横無尽に語り合います。東日本大震災で出会った「津波ピアノ」に象徴されるように、ピアノを不自由で儚い楽器ととらえ近代に抗う坂本の楽器観・音楽観も浮き彫りになります。
ゲストに迎えたのは、ピアノよりさらに古い鍵盤楽器の成立史に詳しい研究者・上尾信也さんと、中欧・東欧の芸術音楽、民族音楽がご専門でピアノをめぐる文化史にも造詣の深い音楽学者・伊東信宏さんのおふたり。
第1部は3人の鼎談。国立音楽大学の楽器学資料館で歴史的な鍵盤楽器に触れたあと(その模様はカラーで紹介)、紀元前のローマ、ギリシャやイスラム世界まで視野を広げて、ピアノ成立史のミステリーに挑みます。
後半の第2部は坂本×伊東の対談。バッハからライヒまで、坂本が慣れ親しんできたピアノ曲を聴きながら、不自然で不自由で、そこがいじらしくもある楽器=ピアノの本質に迫ります。
対談のなかで取りあげた楽曲のCD音源ガイドを掲載するとともに(伊東さんに加えて気鋭の音楽ジャーナリスト・小室敬幸さんが執筆)、この巻からSpotifyとApple Musicにプレイリストをご用意して、リンクQRコードでご案内します。
※〈コモンズ・スコラ〉は、坂本龍一総合監修のユニークな「音楽全集」。音楽の洪水を泳ぐ指針として企画編纂され、2008年から18年まで17巻をエイベックスより刊行。NHK教育テレビの番組(2010年)も好評を博しました。

作品の情報

メイン

商品の紹介

多くの発見、学びがある坂本龍一の音楽学校!
坂本龍一総合監修のもと、音楽を学術的に掘り下げることを目的とされた企画〈コモンズ・スコラ〉。2008年より17巻がエイベックスより刊行されたなか、改めてプレイリストで楽しむ書籍としてリニューアルリリースされた本作Vol.18。個人的には自身初の音楽レギュラー番組としてNHK教育テレビで放送された『schola(スコラ) 坂本龍一 音楽の学校』、当時としては珍しく、またNHKの音楽教養企画の走りとして我々音楽リスナーへの学びを喚起させる内容に新たな角度からの音楽への興味が増えた方も多いのではないでしょうか。坂本龍一氏の圧倒的な造詣の深さからの説得力溢れる授業を毎週楽しみにしていました。全巻必見の内容です! (C)仙台パルコ店:平林 大樹
タワーレコード(2023/04/28)

坂本龍一監修の音楽ガイド、今回はピアノがテーマだが、音楽さえも超えた芸術論となっているのが実にユニークだ。前半では鍵盤楽器の発展史を追いながら、ピアノという楽器の本質(音が粒状、12音しかない、楽譜に表現しやすい)を読み解き、後半ではプレイリストの20曲(QRコードで呼び出す)に触れながら、自らの様々な体験(修業時代やYMO時代を含む)や音楽観(響き、弱音への興味)を縦横に語り尽くしてゆく。ピアノを多面的に捉え、その不自由さにも斬り込み、広く芸術の本質に迫る内容はまったくスリリング。哲学的内容にもかかわらず、対話形式の平易な話し言葉で書かれているのも素晴らしい。
intoxicate (C)板倉重雄
タワーレコード(vol.154(2021年10月10日発行号)掲載)

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