1981年モントルーでの伝説のライヴが本邦初登場音源を含んでの復刻!
ライトメロウでお馴染み金澤寿和氏の企画・解説で、1981年モントルーでの伝説のライヴを収録した『カジノ・ライツ』を世界初2枚組仕様『カジノ・ライツ・ツインズ:レジェンダリー・ライヴ・アット・モントルー・ジャズ・フェスティヴァル1981』で復刻。ディスク2は本邦初CD化の貴重音源。
タワーレコード(2024/06/26)
タワーレコード発FUSION/AOR ARTISTRY SERIES第6弾は、ライトメロウでお馴染み金澤寿和氏の企画・解説、 1981年モントルーでの伝説のライヴを収録した傑作『カジノ・ライツ』を世界初2枚組仕様『カジノ・ライツ・ツインズ:レジェンダリー・ライヴ・アット・モントルー・ジャズ・フェスティヴァル1981』として復刻。ディスク2は本邦初CD化となる貴重音源。
名プロデューサー、トミー・リピューマがプロデュースしたフュージョン史に名を残す名ライヴ盤『カジノ・ライツ』。
それは1981年7月に、世界的に有名なスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルで行われた記念碑的なライヴ・ドキュメントとして語り継がれているもので、2021年はこのライヴが行われてから40周年にあたるアニバーサリー・イヤー。
ディスク1はこれまで『カジノ・ライツ』の音源としてお馴染みのもので、イベントの翌年1982年に初リリース、当時の隆盛極めるフュージョン・シーンの熱気を伝えるライヴ盤としてその後定番化したもの。1989年の初CD化の際にはラリー・カールトン、イエロージャケッツらの4曲の追加曲(オリジナル発売時2枚組を想定して用意されていた音源)が収録され、全12曲の充実化となった。
ディスク2は、本作で本邦初CD化となる音源で、1991年、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルの25周年の記念年に海外でCD化され陽の目をみたもので、一部のファンにはその存在を知られつつもその後、半ばロスト・レコ―ディング的なものとなっていた。
その収録曲にはラリー・カールトンがイエロージャケッツのメンバーとともに演奏した名曲"ルーム335"、ニール・ラーセンがギターにロベン・フォードを迎えた自身のバンドで聴かせるラーセン・フェイトン・バンドの名インスト"訪問者"といった当時のレアな名演が含まれており、一部のファンの間では長らく再リリースが待たれていた音源であり、本リリース最大の特徴となっている。
音源は24BITデジタル・リマスタリング音源、高音質SMH-CD仕様で40年の時を経て熱いパフォーマンスが再び蘇る。
発売・販売元 提供資料(2021/09/17)
収録曲:
DISC1 Casino Lights
01.アル・ジャロウ&ランディ・クロフォード/プレシャス・ラヴ
02.アル・ジャロウ&ランディ・クロフォード/悲しき別れ道
03.アル・ジャロウ&ランディ・クロフォード/シュア・イナフ
04.ランディ・クロフォード(ウィズ・イエロージャケッツ)/イマジン
05.イエロージャケッツ/モンマス・カレッジのファイト・ソング
06.デイヴィッド・サンボーン/愛のテーマ
07.デイヴィッド・サンボーン/ハイダウェイ
08.ラーセン・フェイトン・バンド/カジノ・ライツ
09.イエロージャケッツ/ティー・タイム・フォー・エリック
10.ラリー・カールトン(ウィズ・イエロージャケッツ)/ラスト・ナイト
11.ラーセン・フェイトン・バンド/E・マイナー・ソング
12.マイク・マイニエリ/サラの感触
DISC2 Casino LightsII
01.アル・ジャロウ/ユア・ソング
02.ラリー・カールトン(ウィズ・イエロージャケッツ)/ルーム335
03.デイヴィッド・サンボーン/ロータス・ブロッサム
04.ランディ・クロフォード(ウィズ・イエロージャケッツ)/雨のジョージア
05.ニール・ラーセン・バンド/訪問者
06.アル・ジャロウ/ルーフ・ガーデン
07.イエロージャケッツ/インぺリアル・ストラット
08.ランディ・クロフォード(ウィズ・イエロージャケッツ)/とどかぬ想い
09.マイク・マイニエリ/フライング・カラーズ
10.チック・コリア・カルテット/フォーク・ソング
11.アル・ジャロウ&ランディ・クロフォード/シュア・イナフ
プロデュース:トミー・リピューマ
レコーディング:アル・シュミット(Disc1)、ハル・サックス(Disc 2)
ミックス:アル・シュミット(Disc 1、Disc 2-6,9)
発売・販売元 提供資料(2021/09/17)
プロデューサーは著名なトミー・リピューマ。どうも彼の影響下にあるミュージシャンがレーベルを超えて特別参加しているようだ。また金澤氏によればホーンセクションなどを後からオーバーダビングしているという。調べるといくつも楽曲に謎が浮上するところに、本作の面白さあると言えよう。それゆえ、ライブならではのメンバーの組み合わせで演奏がなされているのは、誠に興味深い。
クロフォードとジャロウのボーカルの応酬、カールトンやフォード、ラーセン、サンボーン、ミラーがバック演奏に回るなんて信じられない。イエロージャケットとマイク・マイニエリのグループ演奏もとてもエキサイティングで聴き応えがある。
なぜか、チック・コリアが一曲だけ参加しているのも謎めいているし、カールトンの名曲「ルーム335」を敢えて追加盤に収録しているのも、不思議でならない。でもその分、長いアドリブが楽しめてお得感がある。ライナーノーツに、アーティスト別に詳細な参加曲のクレジットが載っているので、これを手がかりに、珍しい組み合わせによるパフォーマンスをじっくりと聴き込むのが楽しいだろう。