Age Factory、バンドであることの意味を見つめ直したピュアなアルバム。フィーチャリングにJESSE(The BONEZ / RIZE)、JUBEEを迎えた楽曲も収録。 (C)RS
JMD(2021/10/06)
Age Factory、バンドであることの意味を見つめ直したピュアなアルバム「Pure Blue」
フィーチャリングにJESSE(The BONEZ / RIZE)、JUBEEを迎えた楽曲も収録
Age Factoryが暗闇の中の光になる
先行配信している4曲を含めた10曲入の4th Album『Pure Blue』を発売する。2020年12月にレコーディングがスタートし、2021年9月末に全ての音源が完成した。曲作りを含めると約1年間向き合い続け、季節も代わり、その過程でさまざまな出来事もあった。コロナ禍であるということも当たり前に楽曲に影響しているし、この作品はAge Factoryそのものに感じる。トラックサウンドが主流になりつつある今、バンドでアルバムを作ることを大事にして、バンドであることの意味を見つめ直したピュアなアルバムが完成した。フィーチャリングにJESSE(The BONEZ / RIZE)とJUBEEを迎え、それぞれのアーティストとの化学反応が際立つ楽曲も収録されている。
これまでと日常が変わってしまった世界でも、絶望を追い抜き希望を追いかけるAge Factory。憂鬱も退屈も祈りも、そこにある感情全部抱えて、未来まで駆け抜ける。孤独や弱さを認めることで、繋がりや信じることの大切さ、見渡せばひとりではないと気づく。
清水英介がライブで「Age Factoryは希望だと自負している」と言っていた。Age Factoryの音楽は暗闇の中の光のように、救いを求める人の希望となる。
「Pure Blue」を生み出し、次のフェーズへ昇華したAge Factoryのこれからに期待していてほしい。
発売・販売元 提供資料(2021/09/27)
よりメロディアスに進化し、バンドのピュアなエモーションをそのまま刻み付けた4枚目のフル・アルバム。タイトさを極めたサウンドに余分な音は皆無で、エモ~ハードコア的な切っ先の鋭さは、JUBEEをフィーチャーしてヒップホップへさらに接近した"AXL"などに顕著だ。一方で聴き手と共に立ち、時代の閉塞感を突き抜けていくような楽曲が多く、JESSEを迎えた"Light off"での穏やかな解放感は新しい到達点だろう。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.456(2021年11月25日発行号)掲載)