1950年代にモダン・ジャズが誕生して以来、様々なジャズ・ミュージシャンが挑戦ともいえる創作活動を通してこの音楽は発展を遂げ続ける。そんな中でパット・メセニーは様々な方向性を持つ作品を創り、この音楽に最も大きな貢献を行ったアーティストの一人であることは間違いない。特に彼の創造活動の中心となったパット・メセニー・グループがリリースした数多くの名作とそのリリースに伴うコンサート活動はジャズ・ミュージックの可能性を拡げることによって数多くのファンを生み出すこととなる。
パット・メセニー・グループ史上最強のラインアップと言われるメンバーによって制作され、2002年に発表されたアルバム『スピーキング・オブ・ナウ』。ビルボード・ジャズ・アルバム・チャートNo.1に輝くと共にグラミー賞の最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞を受賞する。このアルバムのリリースと共に久々のワールド・ツアーを行い、その中のフランスと日本でのライヴ・パフォーマンスを収録したライヴ・アルバムが登場! フランスは2002年7月に行われた歴史あるジャズ・フェスティヴァル<Jazz a Vienne>でのパフォーマンス、そして日本は同年9月に行った東京公演の模様を収録している。ニュー・アルバムの楽曲を中心にこれまでの代表楽曲を披露する、この時点での<ベスト・オブ>的な趣な構成。新作のレコーディングとこのツアーでの限定参加となったカメルーン出身のベース&ヴォーカルのリチャード・ボナの参加はこのツアーでのライヴの素晴らしさを際立たせ、<ジャコ・パストリアスの再来>とも言われる驚異のプレイを披露する。このツアーのライヴ・アルバムはオフィシャル・リリースされていないだけに正にファン待望の作品だ!
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ブックレット対訳付き>
パット・メセニー(g)
ライル・メイズ(kbds)
スティーヴ・ロドビー(b)
アントニオ・サンチェス(ds)
リチャード・ボナ(vo, perc, g, b)
クオン・ヴー(vo, perc, tp)
発売・販売元 提供資料(2021/10/11)