ハイ・レヴェルな混戦を制したライジング・スター!
2021年10月21日、第18回ショパン国際ピアノ・コンクールの結果が発表され、第1位にカナダ出身の24歳、ブルース・リウが選ばれました。
ピアノの詩人、フレデリック・ショパンの名を冠した「フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール」は1927年から続く現存する最古の音楽コンクールで、ショパンの作品のみで競われる最高峰のピアノ・コンクール。ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマン、ブレハッチ、チョ・ソンジンなど綺羅星のようなスターを輩出してきた若手ピアニストにとっては最大の登竜門といえます。5年に一回の開催ですが、2020年に開催予定だった第18回は新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期され、参加者は入念な準備で臨むことができたため、非常にハイ・レヴェルなコンクールとなりました。その混戦を制したのがカナダのブルース・リウです。
2021年のショパン・コンクールはYouTubeを通じて全世界に生配信され、今までにない盛り上がりをみせました。
ドイツ・グラモフォンとショパン・インスティテュートのコラボレーションにより、第1位優勝者のコンクールでのライヴ録音をいち早くお届けします。
ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマンは、「ショパン・インスティテュートと協力し、クラシック界の新星を紹介できることを嬉しく思います。今年のショパン国際ピアノ・コンクールでは、世界中の音楽ファンが各ステージで魅了されましたが、この数週間の間に素晴らしい演奏を披露してくれたブルース・リウを、誰もが祝福してくれることでしょう。ショパン芸術の力強い感情と並外れた美しさは、若い音楽家たちに深く語りかけています。だからこそ、私たちはショパン・コンクールのこれらの録音を共有することが非常に重要であると信じています」とコメント。
ショパン・インスティテュートのディレクター、アルトゥール・シュクレナー博士は、コンクールの全公演をマルチ・メディアで紹介したことが、バーチャルで熱狂的な支持を得ていると指摘します。「ドイツ・グラモフォンとの継続的な協力関係は、素晴らしい若いアーティストの演奏を広めるだけでなく、コンクールのウェブサイトやメディア・パートナーを通じて、初めてショパンを知った人たちにもアプローチできる重要なものです。コンクールの白熱した雰囲気の中で収録されたこの録音は、ショパンの音楽を世界中に広めるという私たちのミッションの重要な一部であると考えています。今年のコンクールにおけるブルース・リウさんの演奏は、強烈で、集中力があり、情熱的で、非常に特別な才能を示しています。」と語っています。
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ユニバーサル・ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2021/10/26)
ブルース・リウ Bruce (Xiaoyu) Liu
1997年5月8日にパリで生まれ、モントリオール音楽院でリチャード・レイモンドに師事、現在はダン・タイ・ソンに師事している。クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団、オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズなどの主要オーケストラと共演し、中国NCPA管弦楽団とは北米ツアーを行っている。近年では、ウクライナ国立交響楽団およびリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団との2年連続の中国ツアー(国立舞台芸術センター、北京コンサート・ホール、上海オリエンタル・アーツ・センターへの出演を含む)や、サル・ガヴォーでのラムルー管弦楽団との共演がある。また、仙台、モントリオール、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ・コンクールで入賞している。
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ユニバーサル・ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2021/10/26)
The International Fryderyk Chopin Piano Competition is a grueling event with many rounds, a test of endurance occurring once every five years. Some of its winners -- Maurizio Pollini, Martha Argerich -- went on to fame and fortune. Sometimes the top prize is not awarded at all, so Deutsche Grammophons releases of recent winners performances have attracted a good deal of attention. This one, by the 2021 winner Bruce Liu, has hit classical sales charts. Liu is a student of 1980 winner Dong Thai Son, so he may have picked up pointers on impressing the jury, but his style is his own, and its very exciting. Hes both restrained and highly lyrical, with the result that the big tunes have listeners on the edge of their seats. Consider the opening Andante spianato and grande polonaise brillante, Op. 22: theres nothing fancy about it, but its absolutely compelling. Liu is a superb technician (try the "Torrent" Etude in C sharp minor, Op. 10, No. 4), but even when he is in the midst of rapid passagework, the long line is foremost in his mind. In general, his dynamics reside in the lower ranges, but he can shift this as needed. The album concludes with the Variations on "La ci darem la mano" from Mozarts Don Giovanni, Op. 2, a work Chopin premiered in Vienna, spreading his wings beyond Warsaw for the first time: here, where flashiness is called for, Liu delivers it. There are apparently more volumes of Lius performances coming from Deutsche Grammophon, and one awaits them rather breathlessly.
Rovi