その歌、そのサウンド、そのアティテュード、そして生き様――存在全体がファンからアーティストからリスペクトを集め、シーンにも大きな影響を与えている"クイーン・オブ・ヒップ・ホップ・ソウル"、メアリー・J.ブライジ。
90年代以降のR&Bシーンで圧倒的な存在感を放ち続ける彼女が満を持してリリースする約5年振りのニュー・アルバム『GOOD MORNING GORGEOUS』完成!
90年代以降のR&Bシーンで圧倒的な存在感を放ち続ける"クイーン・オブ・ヒップ・ホップ・ソウル"、メアリー・J.ブライジ。8枚のマルチ・プラチナム・アルバム、グラミー受賞といった輝かしい功績だけでなく、その歌、そのサウンド、そのアティテュード、そして生き様――存在全体がファンからアーティストからリスペクトを集め、シーンにも大きな影響を与えているアーティストだ。
そのメアリー・J.ブライジが約5年振りとなるニュー・アルバムをリリースすることを発表した。Fetty Wapらを擁する新進気鋭のレーベル300 Entertainmentからの第1弾リリースとなる待望のアルバムのタイトルは『GOOD MORNING GORGEOUS』。彼女にとって通算14作目となるスタジオ・アルバムである。
アルバムからは先行シングルとして、昨年末に「Good Morning Gorgeous」、そして「Amazing」の2曲のシングルがリリースされている。アルバムのタイトル・トラックでもある、ソウルフルでゴージャスなスロー・ナンバー「Good Morning Gorgeous」はH.E.R.、D'Mile、Lucky Dyeとの共作曲。H.E.R.はプロダクションとギター、そしてバック・ヴォーカルでも参加している。自分自身が実際に感じてきた自己嫌悪や葛藤、自信喪失を乗り越え、以前嫌っていた自分を受け入れることが出来る自分を構築していこうと歌うこの曲は、これまで自身の曲を通して数多くの女性をエンパワーメントしてきた彼女らしい1曲だ。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2022/01/24)
一方の「Amazing」は自身に満ちたヒップホップ/ダンス・アンセム。こちらはDJ Khaledがソングライティング、そしてAzzouzとStreetrunnerと共にプロダクションにも参加。さらにフィーチャリング・アーティストとしてトラックとミュージック・ビデオにも登場している。
アルバムのこの他の詳細は、まだ明らかにされていないが、アルバムについてメアリー本人は「制作するのが本当に楽しかった」と語っている。
「最初にリリースされた2曲のシングルを通してファンにアルバムがどんなものになるかを知らせることができるのが楽しみなの。アルバムの制作過程を一緒に歩んできてくれたすべてのコラボレーターやパートナーたちに感謝しているし、この新たな作品を楽しんでくれるであろうファンにはもっと感謝しているわ」
昨年は大ヒット映画『リスペクト』にダイナ・ワシントン役で出演。そしてアルバムの発売直後となるアメリカ現地時間の2月13日には、第56回スーパーボウルのハーフタイムショーにドクター・ドレ、エミネム、ケンドリック・ラマー、スヌープ・ドッグらとともに出演することが発表されているメアリー・J.ブライジ。こちらも大きな話題になることは間違いないだろう。間違いなく2022年R&B/HIPHOPシーンで最も話題となるアルバムになるであろう『GOOD MORNING GORGEOUS』。クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルの伝説にまた新たな一頁が加わった。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2022/01/24)
In makeup, purpose, and/or supporting personnel -- though certainly not in lyrical content -- each Mary J. Blige album since My Life has been considerably different from the one that preceded it. That holds true with Good Morning Gorgeous, on which the singers enlisted cast is almost entirely dissimilar from that of 2017s Strength of a Woman. A quick glance at the credits reveals that DJ Khaled is the only holdover from the previous album, and hes involved again with only one cut, doing the DJ Khaled thing on "Amazing," a blaring celebratory jam out of place here. Blige does bring back some ever-compatible writers and producers with whom she worked earlier, such as Brittany Coney, Denisia Andrews, Lucky Daye, DMile, and Cool & Dre. Out of those who are contributing to their first MJB album, Bongo ByTheWay, Anderson .Paak, Alissia Benveniste, and London on Da Track stand out most. Bongo sets the tone with three of the craftiest, most intricate productions, enabling Blige to stunt, vent, and ruminate in top form. Paak, on his best deferential behavior, contributes to two of those, plus a later cut brilliantly laced by ace bassist Benveniste. London follows that by serving up a ballad that coasts -- another highlight with a knockout bassline -- where Blige is so frustrated with a lover that she thinks about setting fire to his house. All the self-doubt, romantic aggravation, and self-healing might seem overdone in a catalog chock-full of it across three decades. Few have covered the subjects with such detail and conviction as Blige, and the bottom line is that this 14th proper album of hers combines nuanced performances and succinct writing like none other. ~ Andy Kellman
Rovi
全力でR&Bを歌ってきたクイーンが移籍して放つ約5年ぶりの新作は、ゲストも裏方もゴージャスそのもの。DJキャレドのほかデイヴ・イーストやファイヴィオ・フォーリンも迎え、NYドリルを含めたヒップホップとの繋がりはキープしつつ、DマイルとH.E.R.が手掛けた重厚なスロウの表題曲ではラッキー・デイとも共作してR&Bの最前線を行く。90sレミニスな後半部も快演で、他曲で客演したアンダーソン・パークが"My Life"的なムードを呼び覚まし、ロンドン・オン・ダ・トラックによるマイケル・ジャクソン風のメロウ美曲、旧知のクール&ドレーが制作した70sマナーのソウルを経てアッシャーとの共演へと至る流れは見事。風格を湛えながらストリート目線で歌い通すMJBには今回も降参だ。
bounce (C)林 剛
タワーレコード(vol.459(2022年2月25日発行号)掲載)